警察委員会県外視察 2 | 坂田けんじオフィシャルブログ「GO!GO!SAKATA!」Powered by Ameba

警察委員会県外視察 2

◎岩手県警での話で、印象的だったこと。



・ 3月11日発生の地震・津波では、亡くなった人のほとんどが、溺死。結論からいうと、「それぞれの人が、いかに避難するかがすべて」との報告。
(やはり自己責任でに逃げるしかない。
亘理町の消防団長が以前いってみえた通り)


・ 『釜石の奇跡』※1  は、地元の小学生に言わせれば、普通のこと。普段からの訓練を通して普通にやってきか実績だとのこと。
(まいった!!)

※1.釜石の軌跡とは:東日本大震災後、各地で「防災」への意識が高まる中、あの震災の“貴重な体験”として語り継がれている子どもたちがいる。184人の児童全員が自力で巨大津波を生き延びた、岩手県の釜石小学校。大人顔負けの「判断力」や「想像力」で危機を乗り切った子どもたちの体験は、防災の視点だけでなく「危機対応」のモデルケースとして国内外で注目を集め、“釜石の奇跡”とも呼ばれている。    (NHKスペシャルより引用)


・ なにしろ、検死の場所の確保が大変だったとのこと。2週間くらいは水もでなかったので、遺体をせめて洗おうと思っても大変だった。広さや距離や周りの状況や避難所との関係から決める必要があるとのこと。
(なるほど)


・ なにしろ、現場までたどり着けない。ガレキと遺体が散乱していて、重機で一気に道路をつくることもできなかった。
(ヘリコプターの活用も考えないといけないか)


・ 遺体の身元確認では、DNA鑑定や歯の治療痕のデーターなどが有効であったとのこと。
(歯科口腔保健条例策定の座長として、なんらかの対策をたててみたい)


・ 現在、岩手警察では、地震・津波の対応、対策の検証が行われているとのこと。
その情報がまとまれば、全国の警察や行政に大きな力になると思います。