病気を治すために。

​告知を受けてからのこと。

 

2016年4月半ばに緊急入院した彼は

そのままGW直前まで

 

入院することになりましたふとん1

 

 

 

糖尿病だということがわかったので

もうおやつの差し入れは必要ありませんでしたがカップケーキお団子ピンクドーナツ

 

顔を見るだけにしても

面会時間と仕事の時間との関係で

平日はなかなか行けない時もありおねだり

 

メッセージだけのやり取りが続く日々メール

 

 

 

 

 

元々彼は

背も体格も 発言もすべてが目立って

 

一見豪快に見える人でしたが

 

実は怖がりガーンで 

病院も大大大キライえーんな人だったので

 

突然の長い入院生活 大丈夫かな?

と 私の方が心配していました驚き

 

 

 

 

彼と 彼の家族(お母さん、妹、弟)とは

いろいろとあって

 

近くにいるのに 何年も疎遠になっていて

 

気になっていた私は 何度も引き合わせようとしたけど

 

頑固な彼を動かすことは出来ずえー?

 

 

 

そして 彼が入院しても

 

弟はすぐに駆けつけてくれて

その後ずっと最期まで 

二人三脚でサポートしてくれましたが

 

お母さんや妹が病院に来る事は

 

 

最後まで 

 

ありませんでした

 

 

 

 

 

一度決めたことは貫き通すような雰囲気が

 

彼の家の家風(特にお母さん)には あったので

 

彼もお母さんもお互い

意固地になっていた部分は

あったと思いますうーん

 

 

 

 

彼も気丈に振る舞ってはいたけど

本当はお母さんの事が好きで

 

仲直りしたいのを感じていた私は 

 

お節介にも 彼のそんな寂しさを

代わりに埋めようと していた

 

 

実のお母さんの代わりなんてことは 

 

出来っこないのにおねだり

 

 

 

後々 弟から 

 

おふくろも体を悪くしていたから

 

兄貴に会わせて心配させるわけにはいかなかった

  

と聞いて

 

 

それはそれで納得した上で 別の意味で心が痛みもして

 

 

結局どうすれば一番 よかったのかは

今でもわかりませんが 

 

でも すべてはもう 終わったこと

 

 

 

 

 

 

入院して1週間経った頃

病院の先生から 私の携帯に着信がありました

 

面談をしたい旨の 留守電のメッセージ

 

 

 

とうとう来たか不満という感じ

 

 

 

仕事を遅くしもらって 

彼の弟と病院で待ち合わせ

 

指定された面談用の小部屋に向かうと

 

男性医師が2人と 女性医師が1人

すぐにやって来て

 

入院中の彼も 看護師さんに付き添われて

 

やって来ました

 

 

 

“久しぶりキラキラ”    お互い 目で合図して

 

 

 

すべての検査結果の説明が終わり

 

一見とっつきにくそうな 

でも経験も知識もありそうな男性医師が

 

結論と病名を 私達に告げました

 

覚悟はしていたけれど

 

病名はやはり

 

 

 

癌 でした

 

 

ステージは4

 

転移しているので手術は不可能

 

 

ただ 治験に参加して

新薬を使えるチャンスはある

 

 

でも 

 

新薬を使えるのか 

従来の抗がん剤になるのかは

 

コンピューターがランダムに選ぶ 

結果次第

 

 

要は  

 

 

運次第

 

 

 

それでも もちろん 

チャンスを逃す訳にはいかないので

 

治験に参加することにしました

 

 

私はこの日までに癌の可能性を考えて 

いろいろと読み漁り

 

ある程度 知識をつけてきていました

 

 

 

だからこの病気が 一筋縄にいかないのも

この時点ではもう知っていて

 

 

 

ああやっぱり癌だったか

 

という ちょっと 

 

いや かなり残念な気持ちと

 

 

 

でも治るチャンスはきっとあるはずプンプン

 

という

 

一縷の望みは まだ捨てていませんでした

 

一縷どころか 

 

頑張りさえすればかなりの確率で治る

 

とさえ

 

信じていたのです

 

 

 

治療方針が決まったところで一旦退院 病院

 

 

癌と糖尿病について いろいろと調べた結果

 

糖の採り過ぎが 糖尿病によくないだけでなく

 

癌の餌にもなることを知った私は

 

 

 

家に帰ってきた彼の食事を

 

退院したその日から 徹底管理物申すキラキラ

 

 

 

 

 

考えてみたら可哀想ではありましたが

 

彼も治りたい一心で がんばってくれました

 

 

 

そしてGW明けに 病院を受診した際に

 

糖尿病外来担当の若い先生を

 

”血糖値が平常値に戻ってますが いったい何したんですかびっくり?!”

 

と驚かせ 

 

先生が

 

食事だけでこんなに改善したなんて と

 

すごく感心してたよニヤリ 

 

と誇らしげに帰ってきました

 

 

 

 

だから

 

糖尿病は治らない とは言われていますが

コントロールはある程度出来るものだと 今でも思っています

 

 

ただやはりそこは これだけ患者数が多いのに

 

治せない病気だけあって 

甘く見ていると 痛い目にあうこともあるガーン

 

私もついストイックになり過ぎた結果

 

とんだ失敗を やらかしますアセアセ

 

 

そして 彼を危険な目に合わせ 

 

激怒ムキーさせてしまうのです…

 

 

 

 

 

to be continued流れ星