お願いです！もう一度検査を！
急に始まった病院と職場の往復生活。そして新たにわかった事実。
大きな病院に行ったその日に
そのまま緊急入院することになった彼でしたが
何となくそうなる予想はしていたので
下着とか日用品とか
入院に必要なものはある程度 持ってきていました
だからあとは入院手続きをして帰るだけだったのですが
身元引受人の続柄を書く欄で 迷いました
籍を入れてないから ”妻” ではない
だから仕方なく 書きました
“内縁の妻”
勝手なイメージですけど
内縁の妻 って 何となく背徳的な うしろめたい響きで
ちょっとだけ 抵抗があったのを思い出します
そんな曖昧な関係ダメだと言われたらどうしよう
と思いましたが
そこは多種多様な生き方のある現代
突っ込まれることは ありませんでした
後にも先にも その言葉を使ったのは
その時だけ（今後はないことを祈りますｗ）
ひとまず家に帰れたのは夜も10時を過ぎていて
長い長い１日が やっと終わって
ご飯は食べた記憶がありません
これから先の事 私がしっかりしなくてはと
とても気を張っていたので
その時は気づかなかった
というよりは
気づかないフリをしたのですが
いつも彼がいるはずの空間に
彼がいないという事実は
とても寂しく そして不安なことでした
疲れているはずなのに なかなか眠れずにいて
でも知らないうちに
深い眠りに落ちていて
とにかくよくわからないうちに朝を迎えた
その翌日からは 仕事と病院の往復の日々
毎日毎日 とにかく必死でした
入院した当初 彼は結核も疑われていたので
隔離のための個室に入れられて（差額ベッド代は無し）
大きな冷蔵庫もあったし
食事制限もなく 食欲旺盛だったので
間食用のお菓子
やらジュース
やら
いろいろ差し入れていたのですが
３日目くらいにふと
彼からおかしな匂いがするのに
気づきました
何とも言い難い 甘い 甘い 匂い
何かで読んだ記憶がよみがえり
これってもしかして と思い
ネットで調べて やっぱり
すぐに担当の看護師さんのところに行き
お願いしました
“糖尿病の検査 してもらえませんか！？”
話を聞いてくれた看護師さんは
先生に伝えておきますね と言ってくれたのですが
忘れてしまったのか
そこからまた数日経過
やっぱり絶対におかしい と思った私は
看護師長さんにお願いしました
そうして その日のうちに検査が行われた結果
看護師さんが 部屋まで飛んできて
大変 大変
血糖値 400近くあるから
今日から食事制限
そうして無事に（？）
彼は糖尿病でもあることが
発覚したのでした
よくよく考えたら 何か月も前から
尋常じゃない喉の乾き方だった彼
でもちょっと肥満気味だったから暑いんだろう
くらいに私も思ってて
で 彼の飲むものは 糖尿病には致命的な
甘いジュース
ばかりだったから
ことごとく状態を悪化させてたわけです
だから彼が体調を崩す直前には
糖尿病が悪化した結果としてだったのか
少し瘦せてきてさえ いたのです
幸いにも
それまで家族や身近な人に病気の人はいなくて
あらゆる病気に対して 無縁で無知だった私ですが
そこから急激にスイッチが入ります
まだ彼が癌かどうかが ハッキリする前でしたが
糖尿病と癌の関係の深さを知った私は
調べて調べて 目についたあらゆる書物や記事を
読みまくりました
そして 決めました
私が彼の病気を良くする と
To be continued