治療法はABCの3通り。決まったのは…

 

​100%良い結果なんて、ない。自分を許すということ。

 

彼の癌がみつかった時には

 

すでに多臓器に転移しているステージ4という状態で

 

 

 

 

手術ができない状態だったため

 

治験による新薬(免疫療法)に

 

頼るしかありませんでした不満

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時に提示された 治験による治療法は

 

A B C の3通り

 

 

 

 

詳細は忘れてしまいましたが

 

確か Aが一番効果が期待できる

 

最新の免疫療法の組み合わせで 

 

 

 

 

Bは 新しい免疫療法と 従来の抗がん剤の組み合わせ

 

そして

 

Cは従来の抗がん剤のみ

 

というような感じだったと思います

 

 

 

 

一般的に癌細胞は 健康な人の体でも

 

毎日 数百数千 発生しているけれど

 

免疫細胞が頑張ってそれを排除してくれています

 

 

 

簡単にいえば

 

その免疫細胞の力をより効果的にして

 

治療していくのが 免疫療法

 

 

 

 

 

 

 

今もそうかもしれませんが

 

免疫療法は

 

かなり有効で期待できる治療法で

 

 

 

 

元々自分が持っている免疫細胞を使うので

 

正常な細胞まで攻撃してしまう抗がん剤と違って

 

副作用が少ないのが特徴です

 

 

 

 

 

ただ 治験でどの組み合わせになるかは

 

コンピューターによる抽選の結果次第で

 

 

 

 

こちらが選ぶことは一切出来ず

 

運を天に任せるのみお願い

 

 

 

 

 

 

その治験の治療法が決まったと

 

先生から連絡が来た時に 

 

 

 

 

変な話ですが

 

私に不安や動揺の気持ちはありませんでした

 

 

 

 

なるようになる というか

 

何となく 結果がわかっていた  というか

 

 

 

 

先生の口から  結果を聞く直前に

 

私の頭に浮かんだのは  

 

”B" の文字だったのですが

 

果たして その直後に先生が 伝えてくれた結果は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やはり B でした照れ

 

 

 

 

この時の事も

 

今考えればまあまあ不思議ですが

 

 

 

当時は自分で こうなる と思ったことが

 

かなりの割合で実現していました宝石ブルーキラキラ

 

 

 

 

彼は絶対に治る 絶対に治す方法を見つける!

 

と それしか考えていなかったので

 

 

 

もしかしたら その気持ちが

 

周囲の出来事にも 影響を与えて

 

良い方向に 進んでいたのかもしれません

 

 

”一念 岩をも 通す” 

 

でしょうか

 

 

 

治験のもと 始まった治療でしたが予防接種

 

最初は主に 従来の抗がん剤による点滴治療

 

 

 

 

抗がん剤治療は 辛い副作用を伴うことも多くショボーン

 

彼の場合は パクリタキセルという抗がん剤によって

 

生じる関節の痛みに 常に悩まされましたえーん

 

 

 

耐え難い痛みに

 

もう治らなくてもいい  どうなってもいいから

 

治療をやめる怒り!  と激高する彼を

 

 

 

 

何度 なだめ 喧嘩しながらも

 

励まして 治療を続けてもらったことか

 

 

 

彼が病気になるまでは 

 

ほとんど喧嘩したことがなかった私たちですが

 

この4年間は 本当によく ぶつかり合いましたイラッムキーッ

 

 

 

私も これほど悲しいことはない

 

という想いも何度かして

 

時にはブチ切れて

 

もうどうにでもなれプンプンムカムカ とさえ思ったり

 

 

 

でも一番悲しかったのは

 

あんなにいつも 人のことばかり考えて

 

思いやりのあった彼が

 

どうしてこんな事言う人に

 

なっちゃったんだろうぐすん ということ

 

 

 

それがずっと不思議で

 

病気が彼を 変えちゃったのかな と

 

思ったこともあったのですが

 

 

 

あれから5年近くも経った まさに今日 

 

突然ハッと思ったのは

 

 

 

自分ファーストで生きてこれなかった彼が

 

最後の最期に わがままになるチャンスを

 

神様に 与えてもらったのかな  って

 

いうことでした

 

 

 

そして

 

そこまでして彼に生きてほしかった私の想いも

 

結局は全部 自分のエゴだったのではないか と

 

 

 

 

彼のためにと信じてやっていたことが

 

実際は 私や周りの人間の願いの押し付けであり

 

 

 

やっぱり人のために

 

最期までがんばってくれたのは 

 

彼の方だったのかもしれない

 

 

 

それこそがいつも 人のことを一番に考えていた

 

彼らしい選択だったのに

 

 

 

長年一緒にいながら 私はそれさえ

 

わかっていなかった気がしますうーん

 

 

 

 

 

でも

 

つい最近まで こうやって思い出しては

 

自分を責めてばかりいた私も

 

 

 

 

最近やっと  でも出来ることはしたんだ と

 

思えるようになりましたニコ

 

 

 

あの当時 自分のできる範囲のことで

 

やれることは精いっぱいやったのは

 

間違いない事実だし

 

 

 

そして

 

どんなにがんばっても きっと

 

100%満足のいく看護なんて

 

あり得ないのだから 

 

この辺で そろそろ

 

自分を許していこうと 思いますクローバー

 

 

彼も それでいいんだよにっこり  って

 

言ってる気がするしほっこり

 

 

 

 

 

 

そして もし今 

 

同じように病気の人や 介護の必要な人の世話をしていて

 

自分の至らなさに 罪悪感を持ったり

 

辛い思いをしている人がいたら

 

 

 

無理をしないで  やれることだけをやって

 

自分を許して 解放してあげてほしい

 

と思います

 

 

その状況にいる間は 難しい時もあると思いますが

 

 

だいじょうぶ

 

あなたは一生懸命やってるから

 

自分を責めたりしないで  前を向いてニコ

 

って

 

その都度 自分に伝えてあげて

 

リセットしていってほしいと思うのですおねがい

 

 

 

私にとっても 過去の辛かったことを

 

思い出して書き出すことは

 

まだちょっとばかり 辛い作業ではあるけど

 

 

 

このブログを読んでくれた誰かのために 

 

少しでも役立つなら

 

辛かった想いも それで浄化できるから

 

 

このブログを これからも

 

綴っていこうと思いますおねがい

 

 

 

 

よかったらこの先も

 

お付き合いのほど

 

よろしくお願いしますほんわか