先週サイアムカントリークラブウォーターサイドで行われたアジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権2022に潜入してきました!
アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権は、アジア・太平洋地域を舞台に行われる女子ゴルフ大会で主催はロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セント・アンドリュースとアジアパシフィックゴルフ連盟で2018年から開催しているトーナメントです。
2019年に行われた第2回大会では安田選手が優勝、2020年はコロナで中止、昨年はアブダビで行われ日本人の橋本美月選手(東北福祉大1年)が優勝!ちなみに優勝者には全英女子オープンとエビアンチャンピオンシップ、オーガスタナショナル女子アマチュア選手権の出場権が与えられる大会です。
私ごとで恐縮なのですが、練習日も含めて全日取材するはずでしたが身内に不幸があり練習日と初日のみの取材となってしまいました。短い内容になってしまいましたがこの目で見た部分をお伝えできればと思います。
今回の目玉はなんと言っても今年の全米女子アマで優勝した馬場選手
メディアは様々な国から想像以上に集まっていて驚きました
以下、馬場選手に関する質疑応答。隣はタイ人のSIM選手。
記者:全米勝って最高位でここきてるけど、どれくらい自信ある?優勝?
馬場選手:自信あるか微妙だけど準備はしてきたつもり。ベストを尽くします。結果が伴えば嬉しい。
1個前の大会は悔しい思いをした。ショットがスライスばかりで嫌だったから調整してきたけど今度は左のミスが多く感じていて微妙だけど悪くはないかなという感じ。
記者:全米はマッチプレーで今回はストロークプレー、戦い方違う?
馬場選手:マッチプレーはそのホールで勝敗がつく。入れなきゃ負けるパットがたくさ
記者:過去に男子も含めて日本人勝ってるけど、どんなモチベーション?
馬場選手:去年と前々回の優勝は日本人だった先輩方を見習って、
記者:あこがれは?
馬場選手:ネリーコルダ選手。背が高くてスイングもシンプルでかっこいい。
記者:見られている、注目されているという意識は?
馬場選手:見られている意識はあって嬉しく感じている。
記者:このコースはどのホールが難しかった?
馬場選手:17番が難しかったです。右にバンカー、左に池。
英語は分からないということで、私からは記者と選手両方にわかるようにという指示で英語と日本語両方で質問タイム。流石に緊張しましたが、一人で色々と聞いてしまいました。
川又:サイアムウォーターサイドは初めて?昨日と今日WS練ランしてコースの印象は?コース
馬場選手:ウォーターサイドは実は何回か回ったことある。インは難しかった印象、アウトは正直そこまで覚えていなかったが今回練習ラウンドで回ってみて感じたのは日本のコースと比べて難しい。特にラフがねちっこい感じなのでグリ
川又:このコース個人的に6番がかなり難しくて(狭い、クリークある、池ある)苦手でビッグスコアを叩き出すホールなのですが、馬場選手の感想は?
うーん、あれ、どこでしたっけ?笑。あんまり覚えてない・・・。あー、多分あのホールかなぁ・・・。ティーショットフォローがふいてるので数の強さによってクラブ変わってくる
あまりに私の質問が多く、馬場選手の回答を英語に通訳される方が真っ青に・・・。と言うことでストップ。6番が難しいのは私だけでしょうか。隣にいたイギリス人の記者さんにしばらくいじられました。なんだかトップ選手としての流石のコメントと女子高生らしい可愛らしい面の両方を見ることが出来ました
そして大会初日、
私学生時代はゴルフをしていたわけではないので、アマチュアの試合会場取材は初めてで初日の馬場選手つきっきりのフロント9は新鮮味のあるものでした。日本人の観戦者もいらっしゃっていて応援も十分だったのが印象的でした。我らがJAPANのウェア、かっこよかったです
馬場選手は身長が高く、体が細くて手足が長く、モデルさんのような体型 でもこれからもう少しガッチリしていかないと・・・?ちょっと見ていて心配でした。
練習日はセルフで回っていましたが、試合初日はキャディさんをつけてのラウンド。ただしグリーン場ではキャディさんは外で待っているという不思議な光景でした
パッティングの時は同伴の選手がピンを持ってくれいているシーンにびっくり。馬場選手はショットもパットがなかなか上手くいかない1日でした。
驚いたのは前回大会で2位だったタイ人のSIM選手20歳。ほぼ全ホール、馬場選手とオーストラリアの選手の50ヤードは先にボールがあり一人だけ別次元のゴルフをしていました まぐれではなく、冗談抜きに300ヤードショットを連発。。。セカンドはアプローチ状態 飛距離は武器ですね・・・。馬場選手も飛ぶ方だと思うのですが、まさに異次元でした。
馬場選手は調子があまり良くなかったのもあったとは思いますが、パー5は刻み、刻みで堅実なプレー。それを横目にガンガンツーオンを狙ってくるSIM選手のショットは圧巻でした。
アイアンがキレッキレになったらこれから恐ろしい選手になりそうです。体もがっしりしていて安定感がありました。
私のようなポンコツアマチュアには恐怖の9番。狙いどころにしっかり打ってくるのは流石のトップ選手
残念ながら初日終わってあまりいい結果が出なかった馬場選手についたキャディさんに話を1日の様子を聞いてみたところ、この暑さ、あと同伴のSIM選手がとにかく飛ばすからあれはやりにくかったのではないか、とのコメントでした。まぁそりゃそうでしょうね・・・ 他にも関係者からはパターのタッチが全然合っていない、なぜキャディを最初からつけなかったのか、練習できる時間が短い、もっとナショナルチームのサポート体制がしっかりしているべきでは?なんて厳しいコメントも。
結局最終日はお父さんがキャディに入り流石のプレーでスコアを伸ばしました。
トーナメント終わり、馬場選手もSIM選手も残念ながら優勝とはなりませんでしたが、毎日ライブスコアを見ていると、思った以上に各選手日々のアップダウンがあり、そこがアマチュアなのかなぁ、なんて勝手なこと思ってしまいました。見ている側はハラハラドキドキ
前回大会優勝の橋本選手もいいところまで行ったのですが、連覇ならず。日本人は荒木選手が3位タイ、馬場選手が6位タイ、橋本、新地選手が9位タイと上位に沢山の名前がありましたが日本人選手の大会3連覇はならず残念!そして個人的にはプロがプレーする17番を見られなかったのが心残りでした。
優勝は台湾のファン選手でした。おめでとうございます!
さて、こちらのコース、現在は日本人の筧さんが支配人。なんでも相談できる頼りになる方です
写真は以前プランテーション勤務の際に取材させていただいた時のもの。
サイアムはカート乗り入れがNGコースですが、こちらのウォーターサイドだけ11月16日からカート乗り入れがOKになるということで楽しみでもあります。
馬場選手や世界のトップアマ達が熱戦を繰り広げたこちらサイアムウォーターサイド、ご予約はこちらから!
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R.I.P Mariah 5th Nov 2022