翻訳本はちょっと苦手意識がある。。
だいぶななめ読みだったけど備忘録として。
死別のヒントではなく
悲しみという感情とはなにか
悲しみとの向き合い方を書いている、
グリーフの共感とか助けみたいなことは書いてない。
死別については親子兄弟について書かれている部分が多く
配偶者を亡くした悲しみについては少なかった。
ただ、少ないながらも配偶者との死別について
一番辛い励ましは
「気持ちを切り替えて」
という言葉だという。これは納得。
そして例え再婚しても新しい子に恵まれたとしても
常に夫(妻)は自分とともにいる。自分と一緒にいる。
その感情は永遠に切り替わることはないし
切り替える必要もない。
笑顔になることも楽しいこともあるけれど
悲しみがなくなるわけではない。
いつも悲しみは一緒にいる。それでいい。
執着もムリに手放さなくていい。
ともにあればそれでいい。
この考え方は共感できる。
執着を手放した方がいい、は断捨離にも通じていて
よく耳にする言葉だけれど
それは東洋仏教の教えからきていて
西洋では必ずしもこの限りではないという。
手放せば確かに楽になるかもしれない。
されど、手放さないのもアリなのだ。