ご紹介。 | GO!GO!Elmoちゃん☆

ご紹介。

「サヨナライツカ」


いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない

孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい

愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある

どんなに愛されても幸福を信じてはならない

どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない

愛なんか季節のようなもの

ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの

愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ


サヨナライツカ


永遠の幸福なんてないように

永遠の不幸もない

いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる

人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと

愛したことを思い出すヒトとにわかれる

私はきっと愛したことを思い出す


辻 仁成「サヨナライツカ」(幻冬舎文庫)より


この詩はサヨナライツカという本に書かれているものです。

今、私はこの詩に救われて頑張ってるので

何だかココでみんなに紹介したくなって

突然書いちゃった☆

この本の内容もとてつもなく良いので

ぜひ読んで見て欲しいなぁ!!!

私は大好きな本の1つです。

辻仁成さん、サイコーー!!です。


今、何度も何度もこの詩を読んで

奥が深いなぁ・・・・と辻氏のすごさを実感。

18歳の頃にこの本に出会って

何度も読み直したりしているんだけど

今回、無性にこの本を読みたくなり

本棚から引っ張り出して何度目かの

読み直しをして、今まで以上に

この本の内容、そしてこの詩を

理解できたんじゃないかなぁ。。。と思います。

読み終わってからも

この詩が書いてあるところを

毎日開いて何度も何度も読んで

救ってもらっています(笑)

↑笑ってるけどマジ。


そして最後に、

私もきっと愛したことを思い出すでしょう。

みなさんは、どうですか???