この話は全てフィクションです。
私が入っているグルッポ『意味がわかると怖い話』に投稿した作品を、保存のためにブログにUPしてます。
登場する人物、建物、出来事等は、全て(でもないけど)空想上のものであり、現実には存在しません。多分。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今日は可愛い愛娘の誕生日。
両親は娘の好物をたくさんテーブルに並べて帰りを待っていた。
しかし娘は学校から帰るなり
「ちょっとっ!何ケーキとか買ってんのよ!!
今ダイエット中だからご馳走とかいらないって言ったでしょ!!」
と、プリプリ怒って自分の部屋に入ってしまった。
しかし数時間後、娘は部屋から出てきて
「ヤバイ~、めっちゃお腹すいて死にそう~…。なんか食べ物ない~?」と言いながら冷蔵庫を開けた。
「今さらそんな事言ったって何も残ってないから!お母さん全部食べちゃったから!!」
母親はどうやらかなり怒っているようで、キッチンに背を向けてテレビを見ながら父親と一緒にビールを呑んでいる。
冷蔵庫の中にめぼしい食べ物は無く、キッチンのテーブルの上にはまだ片付けられていない食器類が散らばっていた。
だがご馳走はみんな食べられ何も残って無い…
娘は母親に頼る訳にも行かず、テーブルの上の食べられそうな物を探したが、親が口をつけた食べかけを食べるのは嫌だった。
「痛っ!!」
娘の声に驚いて両親が振り向くと
娘が舌からダラダラと血を流していた。
【解説】
腹は減ったが、親が口をつけた食べ残しを食べるのは抵抗があった娘は
ケーキを切り分けた時にナイフにべっとり着いたクリームを、つい舌で舐めて舌を切ってしまったのでした。