プリンス自動車工業、自動車の歴史に詳しい方ならご存じかと思います

現在、唯一モデル名で残っているのはスカイラインくらいでしょうか…?

1966(昭和41)年に日産自動車に吸収合併され幕を閉じました。

 

 

本日は、そんなプリンス自動車の中でも幻と呼ばれる1台です

 

プリンス1900スプリント

 

デザイナーは、フランコ・スカリオーネとプリンス意匠設計課の井上氏との合作

どこをどう切り取っても直線部分がない、まさに元祖流面系

 

 

 スペックは

    ■全長×全幅×全高:4015×1605×1220mm 

    ■エンジン:G2型 直列4気筒OHC 1,862㏄
    ■ホイールベース:2260mm 
    ■トレッド(前/後):1255・1235mm
    ■車両重量:850kg 
    ■サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/縦置リーフ
    ■ブレーキ(前/後):ドラム ■タイヤ:165/80R13

 

 

1963(昭和38)年の第10回東京モーターショーにコンセプトカーとして出品
人気を博すも残念ながら市販化には至らず、日産との合併後には闇に葬り去られて
しまいました。
 
 
実はこの車、個人オーナーのものだそうです。
某好事家が日産と共同で当時の図面から作り起こした、いわばワンオフのレプリカ
モデルです。それゆえ、もう二度と見ることが出来ないかもしれません
下世話な話、伊藤かずえさんのシーマのレストアより、遥かに多額の費用が費やされているのではないかと…

 

 

オーナー曰く
「プリンスはおそらくこのクルマで第一回の日本グランプリ参戦を考えていたと
思います」との事。タラレバはありませんが、もしそうだったら日本のモーター
スポーツ史もずいぶんと変わっていた事でしょうね
 
一部画像/動画はネットより
 
1900スプリントがショウ・カーとしてお披露目されてから60年
今年は”JAPAN MOBILITY SHOW”と名称が変わりますね 
どんなワクワクが待っているのか、今からちょっと楽しみです♪