北海道の空の玄関口と言えば、もちろん新千歳空港ですよね

でも、なぜ空港名に”新”が付くのか?ご存じだったでしょうか

 

いつかのフライト

奥が旧千歳空港、手前が新千歳空港

 

実はもともと千歳には飛行場があって

横にもう1つ新しい空港を建設したために

”新”と付けられたのではないかと…

 

誘導路は今でもつながっているので、私的には新旧まとめて

『千歳空港』でよかったのではないかと思ったりもします。

 

開業当初の新千歳空港ターミナル

 

では、千歳空港の歴史はというと

1926年(大正15年)に地元の労力によって整地された着陸場が始まりで

戦時中は海軍の航空隊が駐屯、戦後は民間航空の空港として

1990年代の初頭まで軍民共用の時代を歩んできました。

 

千歳空港時代のターミナル

 

幾つかの拡幅工事の中、1963年(昭和38年)に空港ターミナルビルが竣工

 

国道36号線をまたぐ、全長248mの連絡歩道橋

 

別の角度から

 

1980年(昭和55年)には「鉄空一貫構想」により国鉄初の空港連絡駅

”千歳空港駅”(現:南千歳駅)が開業します。

 

 

現在の千歳空港は航空自衛隊の基地となり、日本の北端の空域を担当

主に対ロシア向けの最前線基地として運用され

また政府専用機の格納庫があることでも知られています。

 

 

北海道旅行をされる際、もし南千歳駅で降り立つことがありましたら

是非この先をイメージして、昔の名残りを感じて頂ければと思います。