こんにちは。NASCAR 2025 通信簿、今回はラウシュ篇です。
RFK Racing
スピード: B-
戦略: B
チーム内差: B
信頼性: A
成績: C
・勝利数: 0
・オーナーポイント
6: 20位
17: 17位
60: 18位
・プレーオフ(ドライバー)出場数: 0/3
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総合: C
Gen7になってから息を吹き返し、優勝模するようになってきたRFKレーシング。今季は2016年、グレッグビッフルが在籍していたとき以来となる3台体制に復帰したシーズンでした。
序盤はやりくりに苦戦したようで昨年までのようなパフォーマンスは影を潜めます。特にオーナーのケセロスキーは最下位付近を争うレベルでスタートダッシュは大失敗。心配になるスタートですが、後半に進むにつれて昨年までの安定感が徐々に復活。最終的に勝利からは見放され、プレイオフへの進出もなかったものの、チーム全員がプレイオフ外トップ争い。17, 18, 20とノンプレイオフ勢ではぶっちぎりのトップ勢力となりました。
来シーズンは序盤から後半戦のパフォーマンスを見せてくれれば、久々の優勝のチャンスが回ってくるはずです。
6 ブラッド・ケセロスキー
ランキング: 20位
Wins: 0
Top 10: 13
Top 5: 6
Pole: 0
Ave. 18.5
DNF: 7
周回消化率: 92.9%
ラップリード: 222周
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総合: C
オーナー兼ドライバーのケセロスキーさんです。今季は3台体制に拡大。強化されたチームとともに久々の王者を目指す1年でした。が、そんなシーズンは過去最悪とも言えるレベルのスタートでした。オールスターまでの成績を振り返ると、トップ10は0、アベレージは26.1と悲惨な成績。ポイント上でも最下位をSVGやウェアと争うようなレベルでした。
危うく「ケセロスキーは終わった」「引退も近い」と言われかねないような状況でしたが、中盤以降は立て直してどうにか復活。コカ・コーラ600の5位フィニッシュを期に一気にポイントを戻していきます。
メタい話をすると、この記事は基本的にトラックハウスの通信簿をベースにしており、ケセロスキーの記事を書く時にはチャステインの所を消して書き直してるので彼の成績も確認できていたのですが、最終的にはトップ5, トップ10ともにチャステインのそれを上回っています。足りなかったのは勝利だけですね。
また、ポイントも巻き返したとはいえ20位でチーム内では最後方。やはり序盤の大失速は大きく今季のパフォーマンスに影響してきました。来年は今季と変わらない体制で、安定したスタートを切れると思うので彼の復活に注目です。
17 クリス・ブッシャー
ランキング: 17位
Wins: 0
Top 10: 16
Top 5: 5
Pole: 0
Ave. 14.3
DNF: 2
周回消化率: 98.1%
ラップリード: 47周
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総合:B-
今季最も極端な成績を残したドライバー、バンギスバーゲン(以下SVG)。が元々ここにいたわけですが、真逆のような1年を過ごしたクリス・ブッシャーです。
チームが失速していた序盤も何とか耐え抜きプレイオフ争いを展開。エースとしての働きぶりを全うしていました。
彼の成績の中で触れておくべきな点はアベレージの良さで、14.3はフル参戦ドライバーの中では6番目。トップ10回数もプレイオフ勢と比較して全く遜色のない成績で今季最もウィンストンカップをフォーマットを望んだドライバーの一人かもしれません。
そんな彼がなぜプレイオフを逃したのかというと、理由は簡単で勝てなかったからです。シーズンの大半がオワッタ成績でもロードで勝っておけばとりあえず出れる。というフォーマットが悪さをしたものとも言えるでしょう。まあ、未勝利の人が王者を争うのもあれなのである意味正しいふるい落としの仕方でもありますが。
また、もう一つ触れておくと正直未勝利な点より気になる所がもう一つあり、それはリードラップの47周です。要するに先頭に全然いれなかったということですね。残りの2人は三桁周回のリードを記録していてこの点だけは2人に対して大きく劣っています。今後に向けてこの点は大きな課題かと思いますし、なにより後半戦巻き返してきた残りの2人と比べるとインパクトには欠けてしまいました。プリースにはポイントでも抜かれかかりましたし。
さらに一皮むけるためにも、来季は決定力をさらに増し増しにしてほしいブッシャーです。
60 ライアン・プリース
ランキング: 29位Wins: 0
Top 10: 14
Top 5: 3
Pole: 0
Ave. 15.7
DNF: 2
周回消化率: 99.5%
ラップリード: 133周
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総合: B
移籍初年。初めて戦闘力のあるマシンを手にしたプリースの1年はこれまでを大きく上回るキャリアハイでのシーズンエンドとなりました。
開幕戦のデイトナ500では昨年夏に引き続き空を飛び心配になるスタートでしたが、彼は空を飛ぶ事を完全にネタに昇華。ツイッターのアイコンを宇宙飛行士に変え、飛び立つ男プリースとして1年を過ごしました。
春のフェニックスではタイヤコンパウンドを生かした戦略でトップ争いを展開、以降も好不調が分かりやすい序盤からどんどん安定した強さに変わっていきながら気づいたら1年が終わっていたというシーズンでした。
元々ショートトラックのベルリンのスターだったこともありブレーキングが重要なトラックでは強さを見せました。一方序盤は1.5マイル系での苦戦が目立っておりここは伸びしろかなという所。
実力があることがはっきりと分かっ以上来季求められるのはキャリア初優勝と共にプレイオフへの進出です。苦労人プリースの大活躍に期待しましょう。



