こんにちは。ナッシュビルのレースのレビューをしていきます。




  ステージ1

 20ベルがスタートからリード。それを11ハムリンが追う展開です。ピットで戦略が分かれ、40周目辺りで入る人たちと、粘って次のステージとの合計ピットストップを減らすのを狙う下位のチームというような形になっています。(こっちはステイアウト中にコーションが出れば得なのでそれ狙いもありますね)

 結局ステージ1は全周グリーンで行きます。最後の15周はリーダー2人VSラップダウンされたくない41プリースVSフレッシュタイヤでラップバックしたい51ヘイリーの争いでなかなか面白かったですが、ベルがリードをキープしてステージ1を制しました。

  ステージ2

 ハムリンとベルの2強体制は変わらず進みます。30周手前で42ネメチェックのスピンで今日最初のアクシデントによるコーションが発生。各車ピットインします。なおステージ2中盤に雨が予報されていて、ハーフウェイに差し掛かるか微妙なタイミングになっています。

 ベルを含む一部がトラックポジション狙いの2タイヤをしたことでポジションはシャッフル。リスタート後のバトルで今度は54ギブスがスピン。

 再開後の136周目。雷でイエローが発生します。その後雨もあり、1時間強の中断を持って再開します。

 ステージ2もそのまま淡々と行きベルが制します。終盤のバトルで何かあったのか11ハムリンが5ラーソンに対し不満を表すムーブ。別にラーソンは普通にハムリンを抜いただけに見えました。この二人の間柄(というかハムリンが一方的にリスペクトのない動きを繰り返してるように見えますが)は大分長く続いてますね。そろそろラーソンの怒りが爆発しそうな気もしてます。



  ステージ3

 ピットでポジションを上げたハムリンとは裏腹にラーソンはトップ10圏外へ。これで上位はトヨタ勢が固める状態。

 残り90週を迎えるところで15ハーブストがウォールにヒット。ここのコーションて後方勢はピット。10周くらいショートですがどうなるのでしょうか。

 といってたらリスタート後しばらくで再びコーション。9エリオットの単独スピンです。ここのコーションでリードラップカーたちはピットイン。がんばれば燃料をもたせられそうなタイミングです。ステイアウトや2タイヤも非常におおく順位はグシャグシャに。ハムリンベルの2人もトップ10外へ。




 リスタートごベルに悲劇。中団でバトル中に単独スピンでウォールにヒット。前のマシンのダーティエアでやられたようにも見えました。NASCARらしくていいですね

 ここ最近自分好みのレースが多くて嬉しいです。




 最後はタイヤが古いリーダーチャスティン対ハムリンの対決。ハムリンのラインの前に入り込み、果敢に乱気流を使ってブロックするチャスティン。何度かトライの末、外からクロスオーバー気味にチャスティンに近づきチャスティン左リアに接近。立ち上がりのところでチャスティンをエアロルースにさせてハムリンがパス。あっという間に残り2周となりハムリンが勝つと誰もが思いました。


 しかし映ったのは後ろを向く2シンドリック。これでレースはオーバータイムへ突入します


 ハムリンとチャスティンのバトルが注目でしたが水差し野郎がいました。なんと3位のラーソンが前のハムリンをプッシュ。Ⅳも左リアを。ターンワンで弾こうという意図にしか見えませんでしたが失敗。オーバースピードでターン1に行った挙げ句外にいたチャスティンを撃墜。更に後方を巻き込んでビッグワンに発展しました。



 各車燃料がまずい中リスタートを迎えます。後ろからの押されたラーソンはフラフラながらセーブ。スリーワイドでターン1に行きます。ハムリンが一人抜けてこれで終わり。かと思いきや後方でクラッシュ。またもオーバータイムです。



 が、リスタートでラーソンは加速できず。後ろにいたカイル・ブッシュが行き場を失ってクラッシュ。またもオーバータイムです。ブッシュのクラッシュにスタンドは大歓声。




 書くのが面倒になりましたが、最後はフレッシュタイヤのレディックを抑えたロガーノが勝ちました。他が相次いでガス欠する中燃料を110周、ラストピットを2タイヤしていたのを考えると左側はレース半分以上を走ってたわけですが、それをセーブしての優勝はさすがというところ。

  結果

 ロガーノがレース後の車検もクリアして無事優勝。スミスやヘムリックら見慣れない名前もトップ10に上がっていました。レース後のインタビューはみんな疲れが目に見えてる感じでしたね。おつかれさまでした。

  Driver of the Day Except the Winner

 まあこれ一択でしょう。すべての原因を作り出した残り2周のスピン。これをやらかした2シンドリックです。後ろに下がったのを良いことに前で起きる惨状を上手く交わしながらポジションをアップし、最終的には15位でフィニッシュしました。また、蓋を開ければロガーノの今季初優勝をアシストした形に。ロガーノは写真の時点でトップ10にもいませんからね。笑
 ちゃっかりしたシンドリックにドライバー・オブ・ザ・デイをあげたいとおもいます。