こんにちは。今季初のロードコース、ではもうないですが伝統のロードコースのソノマのプレビューをしていきます。

  コース紹介



 カリフォルニア州サンフランシスコ北部、シアーズポイントに位置するレーストラックです。ソノマバレー、ナパバレーといった有名ワインバレーが近くにあります。

 オープン以来シアーズポイント、インフィニオン、そしてソノマと名前を変えていて、呼び方の違いで年代が分かってしまうところがあります。日本で言うと横浜DeNAベイスターズを大洋、横浜、DeNAのどれで呼ぶかみたいな感じですね。

 丘陵を利用した高低差の大きいトラックで、NASCARではターン4~7をショートカットする"Chute"(シュート)レイアウトを使用します。ターン4aの内側の高い縁石でのジャンプし、コース外側の壁ギリギリをすり抜けていく迫力のあるレイアウトです。ターン7aと11が主なオーバーテイクポイントですが、高低差によってバランスを崩すマシンも多く見られ、どこでもバトルが発生する面もあります。

 今季は路面が改修、また最終のヘアピン、ターン11のバリアがタイヤでは無くしっかりしたバリアになるなど変更が多くされています。新しいソノマでどんなバトルが繰り広げられるのでしょうか

 全長は約2マイル。25-30-55のステージ構成で110周のレースになります。40周ほどは燃料が持つのでステージ1と2はそれぞれピット無しで走れそうですね。


  エントリーリスト

 38台がエントリー、33ブラウンと60ウォーターズがV8スーパーカーからの刺客として参戦してきます。一方SVGは今回お休みです。


  News


ラーソン、無事プレイオフへ

 現地火曜日の午前10時、エルトンソウヤー氏がズームにて会見を開きました。

 その内容は、メモリアルデイウィークエンド以来NASCAR界を騒がせていた5ラーソンのプレイオフ進出に関する内容。騒がれていましたが、無事にプレイオフにでれることになりました。

 ラーソンは今季インディ500とコカ・コーラ600の計1100マイルチャレンジを狙っていましたが、インディ500が雨でレーススタート遅延。走りきった後に急いでシャーロットへ向かうも今度はNASCARが雨でコーション。ラーソンが到着した直後にレッドフラッグへ変わりそのまま終了。結局シャーロットを走ること無く週末を終えました。

 これがNASCARの、原則全レースに出場しないとプレイオフへ進出できないルールに抵触。特例免除が使われるかどうかでファン、ドライバー達共に意見が分かれる状況が続いていました。

 個人的にはなんでこんな騒ぎになっているのか不思議なレベルで、2015年のカイル・ブッシュはxfinityの怪我でレギュラーシーズン半分を欠場したものの特例有り。昨年もエリオットがNASCARとは全く関係ないスノボでの怪我でしばらく欠場しましたが同じくプレイオフへ問題なくエントリーできました。

 これが有りで今回のラーソンの大挑戦(しかもNASCARが雨で短縮というNASCAR側に問題もある状況)がすぐ認められないのが不思議でしょうが無かったです。これが決まらないのは本人にも良くなかったので正しい方向で終わって良かったなと思ってます。