みなさんこんにちは。今季初のショートトラック、フェニックスのレースのレビューをしていきます。


  ステージ1

 レースはハムリンポールでスタートも、アウト側の伸びが良く54ギブス、43ジョーンズが抜け出してワンツーを形成していました。



 各マシンのついてきたなと思った矢先、6周目に16クラウスがスピン。2シンドリック、3ディロンを巻き込みました。ディロンにとってはまたも序盤での大ダメージ。今年も厳しいスタートになってしまいました。


 レースは13周目にリスタート。54ギブスが再びリードし、ジョーンズ、ハムリン、今回キャリア150レース目となる45レディックと、トヨタ勢がトップ4を占める展開になりました。

 40周を過ぎたところでジョーンズが仕掛けにいきますが、ギブスのマシンに並んだところでCMへ、、当然これは現地でも指摘されてました。CMが明けるとジョーンズは4位へ。代わってレディックがリーダーを狙う展開になっていました。


https://twitter.com/NASCAR/status/1766923197029429396?t=9_Lgx-1xA_5tAPsI0ZBnaQ&s=19


 残り3周でレディックがギブスを仕留めてリーダーに。そのままステージ1を制しました。


  ステージ2

 ステージコーションでのピットでトヨタ勢に明暗。ハムリンはポールのピット位置もありリーダーで復帰。一方残りの三人はポジションを落とし、ジョーンズに至っては6ポジションダウンで10位へ。

 リスタート後はハムリンがレースをリードしていました。

 ステージ中盤でピットサイクルに。ここで後方の38ギリランド、47ステンハウス、8ブッシュといった辺りがステイアウト戦略を取りました。ピットサイクルからフューエルウィンドウまでは30周くらい余裕があるので、その間までコーションを待つという戦略。

 一方ピット組ではハムリンがスローストップを喫し、レディックに追いつかれます。しばらくしたところでレディックがそのままパス。


 


 ピット後は20ベルが抜群のロングランスピードで前を追い、残り5周でリーダーに浮上。そのままステージ2を制しました。


  ステージ3

 コーション中のピットにてベルに悲劇が。右リアのところでなにかが起きたようで一気にトップ10から脱落。かわいそうな状態になってしまいました。

 一方チームメイトのハムリンは堅実なストップで再びリーダーになりました。



 りスタート後はリチャード・チルドレスレーシングに悲劇が。接触をもらった8ブッシュがスピンしてコーション。

 再度のりスタートはもっと荒れます。グリーンランが続くと抜けないのが分かってるのでみんなここで無理をし、1チャステインが寄せられてウォールにヒット、他にも何人かサイドウェイになり危ない状態に。



 そして予想通りクラッシュが発生。42ネメチェックに押されて22ロガーノがスピン。7ラジョイ、16クラウスらを

巻き込むアクシデントに発展しました。。



 りスタートのあと今度は先頭争いで11ハムリンがスピン。ARCAのような状態になりました。

 各車ピット。この展開を読んでいた連中は前のコーションで給油しておりこのコーションでのピットタイムを短縮。レースの様相はガラッと変わりました。

 唯一ステイアウトした19MTJがレースをリード。1燃料の心配はないけど逆にタイヤが持たない点を懸念してるとのこと。多くがコーションとはいえ30周近く古いタイヤは確かに懸念点です。


 出来る限りの走りをしてたMTJですが残り40周でピット。これでベルとギブスのリーダー争いになります。

 

 

 結果としてはベルが抜群のロングランスピードを再び披露し難なくぶっちぎり。文句なしの今季初優勝をあげました。多くのドライバーが抜けないエアロパッケージに苦しむ中、もろともせず上がってこれた彼のパフォーマンスはずば抜けていましたね


  結果

1 43 ジョーンズ    31位

2  24 バイロン  18位

3  14 ブリスコー 9位

4  11 ハムリン  11位

5  20 ベル    1位△


 まあ当たりませんし、アクシデントに遭う人が多いですね。

 それはさておき、トヨタ勢のスピードが目立つ中、なんだかんだでフォード勢が強さを見せたレースでもありました。特にラウシュは2位、4位とここまでの悪いスタートを払拭するパフォーマンスを見せてくれてホッとしています。

 ちなみにですが、今日はマット・ケンゼス氏の誕生日。そんな日に20と17が、彼の最後の優勝の地であるフェニックスで優勝。素晴らしい話ですね!

 

  Driver of the Day Except the Winner

 今日はこの人でしょう。54ギブスです。
 ステージ1では好スタートから殆どをリードし、その後相次ぐピットミスに追われるも、最後にはトップ争いに復帰して最終的には3位でフィニッシュしました。
 ロングランのベルに対してショートランでかなりの速さを見せていましたが、今日のレースとは相性が悪かったですね。あとはタイヤの使い方等の経験値の差だったようにも思えます。
 とはいえ、優勝に値する力はあることを存分に見せてくれましたし、3位で満足して欲しくは無いところです。xfinity時代のやらかしや、孫補正もあり過小評価されがちですが、正直この位は当たり前にやってくれるドライバーだと思ってました。
 今季に入ってからはテレビに映る機会も増えてきましたし、今年中の優勝も全然ありうると思います。というか是非勝ってほしいですね。
 陰ながら応援してます。