こんにちは。開幕からのスーパースピードウェイ連戦を終えて、いよいよ本格的にシーズンがスタートします。そんなレースの舞台となるのは西海岸のラスベガス。そんなレースのプレビューをしていきます。

  コース紹介

  西部ネバダ州に位置するギャンブルの街、ラスベガスです。有名なラスベガスストリップから北に約15マイルのところにあります。レーストラックは1周1.5マイルのDシェープです。バンクはターンが20°、トライオーバル部が9~12°です。必要十分のバンクとスムーズな路面、広いコース幅がウリでスケジュール内でも屈指のハイスピードのバトルが展開されます。
 レース展開はレースによりまちまちで、コーションが出ないこともあれば、ビッグワン含むコーション連発ということもあります。特徴という特徴は、終盤のストラテジーでギャンブルを仕掛けてくるチームが多いことでしょうか。インタビューされた時に「ラスベガスだから」と言うところまでがテンプレです。
 近年はレーススポンサーのペンゾイルカラーにあわせてウォールが黄色に塗られています。
 ステージ構成は80-85-102で計267周。400マイルのレースになります。フューエルウィンドウ的には各ステージ1ストップで行ける流れです。

  エントリーリスト

 今回も37台がエントリー。オープンチームとしては44イエリーが参戦します。その他のノーダブルなチームは、15グラーラ、そして16に乗るデレク・クラウスといったところ。
 クラウスはトラックから飛び級のような形でのカップデビューに。どんな活躍をしてくれるかに注目です。

  News

今季初の大規模ペナルティ発生


  スチュワートハースの10グレイグソン、41プリースにマシンレギュレーション違反のペナルティが課されました。

 実はアトランタのレース前に当該マシンのルーフスポイラーが回収されていました。此の時点でペナルティはほぼ確実と言われてましたがやはりそうで、指定されてない部品がルーフディフレクターとして取り付けられてたとのことでペナルティになりました。

 ランクとしては一番下のL1ペナルティが採用され、35ポイントの減算。これでプリースは0ポイントに逆戻り、グレイグソンに至っては-6となってしまいました。いきなり中々痛いですね。

 というかSHRは数年前から窓上(greenhouseと呼ばれる部分)のペナルティが多すぎてもったいないなとずっと思ってます。


 また、22ロガーノも予選時に画像のような指の間がつながったグローブを使用した(安全基準を満たしていない)ということで、競技性の意味で課された決勝開始時のピットスルーに加え、今回安全基準を満たしてないという点で罰金1万ドルが言い渡されました。

 予選時にこのようなグローブをつけて左側のウィンドウネット辺りから車内に入る空気を遮断し、空力アドバンテージを得るのが目的のようで横行してるとの噂もありますが、今回は見せしめのような形でしょう。


デールJr.NBCを離れ来季からは新放送局へ

 2018年以来NBCのコメンタリーを担当していたデールJr.ですが、今季はNBCから出演しないことを発表しました。更に、来季からは新放送局であるAmazonプライムとワーナー・ブラザース・ディスカバリー(TNT)のコメンタリーを務めるとのことです。
 両局は来季からそれぞれ5レースずつの中継に携わるほか、Amazonプライムは前半戦(デイトナ500を除く)、TNTは後半戦のプラクティスと予選をそれぞれ担当することとなっているため、毎週ジュニアの声を聞くことができるようになります。
 今季は1年オフとなりますが、色々新しいことへの挑戦が好きな彼なので、また新しいプロジェクトを始めるかもしれません。とりあえず来季を楽しみにしましょう。

 今週末のプレビューはひとまずこれで終わり。予選をたのしまにしましょう。