みなさんこんにちは。本日は東京ディズニーランドに来ております。待ち時間があるので、その間にブログを書いていきます。


  Fenway とは

 ということで本題に入ります。NASCARファンの皆様にとってはラウシュ・フェンウェイでお馴染みのフェンウェイですが、その起源はメジャーリーグのボストン・レッドソックス。1912年より本拠地として使っているフェンウェイボールパークに由来しています。
 経営母体の正式名称はフェンウェイ・スポーツ・グループ。FSGと略されることもありますね。やり方としてはチームを買収し、マーケティングに注力。集めた資金でチームを活性化というような感じです。いかにもアメリカの投資家というようなやり方ですね。


 さて、フェンウェイが経営を始めたのは2002年のこと。当初は投資家の集まりで、New England Sports Venturesを名乗っていましたが、レッドソックスとフェンウェイパークのオーナーとなりフェンウェイの名を冠することとなりました。2004年にはフェンウェイ・スポーツ・マネジメントなる組織を作り早速レッドソックスを86年ぶりの優勝に導くなど、経営面でチームをサポート。いきなりの大成功を達成しました。以降、レッドソックスの経営を中心に他のスポーツにも手を出していきます。

 手始めに、2007年にNASCARでフォードの二大チームの一角として活躍(最ももう片方は死にかけでしたが)していたラウシュレーシングの50%の株を獲得。ラウシュ・フェンウェイレーシングとしてチームに加わり翌年エースのエドワーズが10勝、2011年には敗れたものの最後まで王者を争うなどチームの活躍をサポートしました。


 2010年にはアメリカを脱しイングランドへ。プレミアリーグを戦うリバプールF.C.を買収します。私はサッカーについてはサッパリなのですが、そんな私でもよく聞くくらい有名なクラブですね。イギリス人的に抵抗がありそうな感じですが、スムーズに進み今まで同様チームの活性化を支援。チームもチャンピオンズリーグや、プレミアリーグでの優勝を掴みます。
 が、ここでトラブル発生。2019年にFSGはリバプールの商標化を企画しました。結局失敗に終わったものの(リバプールが地名であったため取り下げに)、チーム名を商標化しようとしたことがサポーター側からの反発を買ってしまいます。この問題は2021年まで長引きサッカー界を巻き込む騒ぎになりました。やっぱりアメリカのモデルをヨーロッパでやろうとしても上手く理解してもらえないという形ですね。結局代表が謝罪をし何とか騒動は落ち着いた形。
 2022年にはチーム身売の情報も出ており、共同オーナーを探すというコメントもでているようです。リバティメディアといい、フェンウェイといい、興行中心のスタイルはなかなかヨーロッパ人の理解は得られないということですね。

 上記のトラブルが起こる前にもホッケーチームやゴルフのチームを細々と買収していき、活動範囲を広げていました。(結局リヴァプール以外はアメリカですが)


 また、直近の大きな変化としてはラウシュ・フェンウェイのオーナーにNASCARドライバーであるブラッドケセロウスキーが名乗りを上げ、ラウシュ・フェンウェイ・ケセロウスキーレーシングとなりました。フェンウェイ傘下としては珍しく、資金不足から直近数シーズンに渡り苦戦していた同チームでしたが徐々にパフォーマンスを戻し、昨年はトップレベルに帰ってきました。

 全体的な流れでいうと、最近はそこまでパッとしないなと言う感じです。とはいえ、アメリカでの知名度や今までの活躍は流石としか言えないもの。RFKのように他の力を借りることも必要そうですが、また全盛期の勢いを見せてくれればなというところですね。

 ざっくりになりましたが、これで終わりにしておきたいとおもいます。