こんにちは。いよいよ今年のNASCAR開幕まで1ヶ月を切りました。各チームの体制も整いつつあるので、今年に向けて動きのあったチームを紹介していこうと思います。

 ドライバー移籍の情報等はまた別で(かなりギリギリの時期になりそうですが)かくので、そちらもお楽しみに。


  Legacy Motor Club

 今季に向けて一番大きく動いたチームは、レガシーモータークラブでしょう。2018年からシボレーを使っていた同チームですが、なんとトヨタにマニュファクチャラーを変更。オーナーの一人にシボレーの大御所ジミー・ジョンソンがいることもあり、大きなサプライズとなりました。
 昨年は不満足な結果に終わってしまったチームですが、トヨタはチーム毎のパフォーマンスに1番差が出にくいメーカー。これを上手く活かして行きたいところ。
 ドライバー陣も元JGRのジョーンズ(トヨタとしては溢した逸材を回収した形に)、期待の若手ネメチェックとトヨタ色満載に。更にコーチにキャリア後半をJGRで過ごしたマット・ケンゼス氏を迎えパフォーマンスアップを図ります。
 また、年間何レースかはオーナーのジョンソンも参戦。昨年は親戚の事故もあって参戦を取りやめてしまいましたが、久々に復活する7 timesに注目です。

  Spire Motorsports

 続いての変更は、スパイアモータースポーツ。昨年までのLive Fast Motorsportsのチャーターを購入し、3台体制になりました。また、トラックハウスレーシングとの提携を発表し、増車枠の71番はトラックハウスと契約しているゼイン・スミスがドライブすることになりました。
 パフォーマンス不足が露呈していた同チームにとって、トラックハウスとの連携が上手く動くことは間違いなし。若手二人に中堅一人という体制になりますが、どのようにカップシリーズを刺激してくれるかに注目です。

  RFK Racing

 続いてラウシュからも嬉しいニュースが。今季はパートタイムの3台目を走らすことになりました。番号はxfinityでお馴染みの60番。減車中に16と99を他にチームに持っていかれたため、使える番号が60しかなくなってしまいました。寂しいもんですね。
 それは置いておいて、RFKの60番を初めてドライブするのは、フォードのワークスドライバー、デビッド・レーガンです。
 カップシリーズで通算2勝を挙げ、デイトナでの勝利経験もある彼。戦力で劣るフロントロウのマシンでトップに顔を出していた彼ですが、2011年以来のラッシュ本家のマシンをドライブすることに。ケセロウスキー、ブッシャーと共にスーパースピードウェイスペシャリストとしてレースを席巻する姿に期待です。
 また、ロードコースでは今流行りのオーストラリアスーパーカーシリーズのドライバーが走るという噂も。戦力的にはトップレベルに帰ってきたRFKが3台目をどう使うのかにも注目です。