理想 | 月の裏側

理想

「もう少し、言い方や言葉を考えてもらえませんか?忙しくて余裕がないのはわかりますが、私はいちいち傷付いて怯えて仕事の効率が悪くなります。確かにベテランのあなたに比べて仕事が完璧でなく 私にイラつく気持ちはわかりますが、逆にベテランのあなたなら うまくやれていない人の事も理解出来ませんか?言葉を選ぶ事も出来ませんか?

若い子達なら 仕事はこういうもの、この店舗はこういうもの、と我慢するかもしれませんが、私はそういう風には思いません。

協力し合って笑顔で働くのがベストと思います。そうする事で能率が悪くなるとも思っていません。同じ能率を上げる為なら、キツイ言葉を垂れ流すより、前向きな方向の言葉を選んでもらえませんか?

仕事はこういうもの!というあなたの考えは 私は違うと思っています。イライラと横で仕事をされていたら すごく気分が悪いです。」


と…言ってやりたい台詞を頭で反復しながら 重たい気持ちのまま 家の掃除をしていた。


     (笑)


何事も 愛が必要ですね。

先の台詞を言う日が来ない事を願いますわ。。

私は 乗り越えたいと思っています。


案外…そういう職場って多いのかもしれませんねぇ。。

ここでは こう!それが不満なら辞めればいい!

みたいな?

イヤイヤ、、目指すべきは 笑顔で能率良く店舗の為に お客様の為に働くべきです。

嫌味やイライラを垂れ流した所で 能率は上がりません。


少し気がかりになってしまうのは、、そういう職場でバイトした若者が 仕事とはそういうもの、と思ってしまう事です。ベテランになったら新人にそうやって接するもの、と思ってしまう事です。

人には得意不得意もあるし、傷付きやすい人も強く跳ね返せる人もいる。

それら色々な人と協力し合って能力を活かし合って 盛り上げるのが、、、職場であり先輩であると 思います。


悪い方で言えば 世渡り上手やズルをする人も居る。

それでも注意したりチェックしたりして上手くやっていくのが 先輩であるべきです。


そうしたら、、いいのにな。。


思えば昔のジャズダンス界も、下剋上!とか言いながらライバル視バチバチで雰囲気怒号が飛び交ってるような事もありました。スタジオ主宰者は 生徒たちに師と仰がれ 対した才もないのに威張り腐っている人も沢山いました。(先生、てのは生徒からヨイショされるので そうなる可能性高いものです)

その時、我々は「ダンス界とはそういうもの!」という ある意味洗脳されておりましたな。。


私もスタジオ主宰していた時、厳しいダンス界であれ!と(素人のお遊びで踊られたらたまらん!とね)言葉も厳しく汚く、まるで暴君で、、何人の人を泣かせた事でしょう。。

青春。といえば聞こえはいいけどね。昭和。といえば 許される気がするけどね。。

でも、人として間違いは間違い。



歳を重ねて、、そういうのは違うと 思える様になったのでした。

反省も込めて、、、これからの人生は、愛ある言葉で過ごしたい。。



        さいあ