南三陸の海に思いを届けよう 鎮魂祭 | 運の良い人・まる◎さんの感動日記

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震災地の南三陸町にいます。


今日で、ちょうど震災から60日が立ちます。
今日は、南三陸町で、亡くなられた方たちを想う鎮魂のための慰霊祭がおごそかに
行われました。


この鎮魂祭を企画したのはボクではありませんが、ボクは企画運営を後方から
サポートする社会貢献活動共同体ユナイテッド・アースの現地担当者として、
運営の管理をしていました。

おごそかですが、とても感動的なイベントとなりました。
参加者全員がロウソクを持ち、壊滅した町と海を見ながら思い思いの祈りを捧げました。

ボクがいたメイン会場に参加した人だけで500人。
他6カ所の避難所にいた人たちをユーストリーミング(インターネットテレビ)でつなぎ、
南三陸町の方だけでも2000人以上の方々が参加をする鎮魂祭となりました。


詩の朗読、声楽家・鈴木美紀子さんの独唱、佐藤正隆さんのクラッシックギター演奏があり
参列した一人ひとりにローソクが配られました。
ローソクを持って海を見つめ、そのローソクをステージに持ち帰り、海に向かって飛ぶ鳥の
絵をローソクの光で描きました。



ボクは責任者の一人という立場でしたが、涙があふれました。
地元の人だけではなく、参加していた自衛隊員も泣いていました。
みな静かに涙を流し、悲しみを覆い隠さずに、亡くなった方々や壊滅した町に想いを
届ける姿がありました。

亡くなった方に心の中で別れを告げると共に、生き残った自分たちは精一杯命を大切にし
必ずこの町を復興させると誓ってくれたと思います。


先月は「福興市」という町を元気にする素晴らしい催事がありましたが、
その場では「元気な心」「復興をかける覚悟」を見せることが主眼でした。

本日の催しは、逆に、痛み、悲しみに真っ正面から向き合う儀式でした。


人は、大きな悲しみをおった時、その悲しみに押しつぶされないように自分の心に
鍵をかけてしまうことがよくあります。
なかったことにしてしまうのです。

けれども、本当の意味で心も復興を遂げるためには、心の痛みを受け入れていくこと、
泣くべき時には想いっきり泣くことが必要だということを、本日の儀式を通じて、
あらためて実感しました。


この企画を提案してくださった、吉川由美さんという女性に心から感謝しています。
女性視点の、細やかな配慮のある素晴らしい催事でした。




ユーストリーミングで配信された生映像は、最大視聴者で600件。
つながっているバソコンが600台という数ですから、実際に生放送を見た人は2500人を
超えると思われます。
これはどういう意味を持つことかというと、通常ユーストリーミングでの生放送を見る人の
数は40~50人いけば良い方ですから、とてつもない視聴率だったということです。



また、この様子は、NHKの生放送(一日に三回 !!)をはじめ、多くのメディアでの取材を
受けました。


この南三陸町は、町の80%ものの部分が完全壊滅をした町です。
人口18,000人の町のうち、死者行方不明者は、1,000人を越え、家も財産も全て失った人々が
9,000人もいるという未曾有の大きな災害にあった町なのです。


けれど、ここに生き残っていてまちを復興させようと努力している人たちがいる。
この人たちが、飛び抜けて素晴らしい。
想像を絶するほどの悲しみに包まれたはずなのに、この強さはいったいなんなのだろう?
と思います。

笑顔がある。
あきらめない心がある。
人を思いやる心がある。

町の80%はまったく壊滅してしまったけど、
残った素晴らしい海と山の自然があり、素晴らしい人々がいるのです。



そういう土地なので、とても波動が上がっているように感じます。
ここは、一種独特のエネルギースポットになっているように感じるのです。


ボクら社会貢献活動共同体ユナイテッド・アースは、この町を一早く復興させ、
復興のモデル地区にしたいと考えています。
町長とも公式会談をしましたが、未来型、循環型のエコタウンを創ろうと
思います。


この復興のプロセスとノウハウを記録し、他の町に移植させようと思うのです。





この様子は、下記公式ページをご覧下さい。
これは、ユナイテッド・アースの前線部隊が現地で創っているものです。

http://team-kizuna.jimdo.com/


また、本日行った鎮魂祭は、アーカイブになっていますので、以下で映像を見ることができます。

http://www.envisi.org/minamisanriku/





まだ南三陸町に足を運んだことのない方は、ぜひ南三陸町に行っていただくことをおすすめします。

5月29日(日)には、第二回の「福興市」があります。



ユナイテッド・アースの仲間である、よさこい「IZANAI」の感動の踊りが、またあります。
「IZANAI」は日本全国に広がる新しいタイプの「よさこい」の創始者である國友須賀さんが
率いる源流のチームです。
このチームを今、ひっぱっているリーダーが息子の悠一郎くん。
今、須賀さんはガンで自宅闘病をしており一歩もふとんから出ることができないのですが、
福興市のために新しい踊りを創作し、ふとんの中から手を振り熱く語り、悠一郎くんたちに
指示を飛ばしてきたそうです。
その悠一郎くんの全身全霊を込めたスピーチと踊りには、ボクは涙がとまりませんでした。


5月29日(日)には近畿日本ツーリストがバス40台を用意し、東京、大阪から800人を動員します。

第一回「福興市」では、たった二週間の準備期間だったのに関わらず、なんと15,000人もの観客が
集まりました。

第二回は、それを上回る一大イベントとなるでしょう。

来場したらわかりますが、必ず感動と生きる力を持って帰ることができます。



ぜひ、みなさん、会場でお会いしましょう !!