苦しいこともあったけど楽しかった。
第一回の大会で、参加者は900人を越えた。
女性参加者もかなり多い。トライアスロンの裾野がかなり広くなってきた証拠だね。
会場が八景島シーパラダイスの中で行われるということと、トライアスロン競技の中では一番短い距離、しかも制限タイムも長い、初心者がエントリーしやすい大会だから人気だったのだと思う。
開会の挨拶では、横浜市長や金沢区長の挨拶があり、横浜市がトライアスロンに着目し、力を入れているのがわかる。
第一回大会なので、いたらない点もいくつかあったけど、トータルで言うなら、とても良い大会だったと思う。
まず、コースが清潔で綺麗。
走っていて気持ちの良いコースだ。
スイムコースは、水の透明度は低いけど、湾内なので全く波がない。ウエーブの間隔をかなりとっていて、第９ウエーブまであるのでバトルからすぐに抜け出せる。
つまりは泳ぎ安い環境だ。
バイクコースは、あまりアップダウンはないけど適度な坂がある。
平地での直線コースが長いのでスピードを出し安い。
ランコースは、まさに八景島シーパラダイスの中を走るのでかなり楽しい。
ますは海沿い。海の潮風を感じながら走る。
そしてシーパラの遊園地や水族館の前を走る。
メリーゴーランドが回る前を走るなんて、ファンタスティックな大会じゃないか
今回も練習不足のため、バイクで脚を使った後のランでは両腿がつった。
気を付けて走らないと完全に筋肉が固まってしまって動けなくなるので、キロ８分くらいのノロノロで走る。
前回の仙台大会ではランに入ったとたんに両腿がクラッシュした。完全ロック状態。一歩も動けない。
調整不足。体調不良。
かろうじて完走をしたけれど惨敗だった。
今回は、そうはなりたくない。どんなにノロノロでも走り続ける。絶対に歩かない。そう心に決めていた。
超ノロノロの走りでコースを一周走る。ノロノロだったが脚の筋肉がほぐれてきて２周目はキロ６分のスピードで走れるようになった。フィニッシュの追い込みではキロ５分台にスピードを上げた。
心臓がバクバクいう。
あと少しだ。
がんばれ、俺。
ベストを尽くせ！
完走した。
タイムはどうなのか？
けれども、ゴールをしてからがしんどかった。
あまりにも暑い。
身体はヒートアップしているが、全身水をかぶっても水を飲んでも体温が下がらない。
ゴール後に配給される水は手違いでもらうことが出来なかった。
気がついた時はトランジションエリアが封鎖されていて財布を持っていないボクは有料の水さえ飲むことができない。
マジで熱中症と脱水症状でフラフラになった。
こんなにフラフラで、この後、東京までの55キロをバイクで自走して帰ることができるのだろうか？
こんなにくたびれていたら国道を走るのは危険。
無事帰れるのだろうか？
ゴールしてから二時間とちょっとの後、ようやくトランジションエリアが解放された。
財布をとってくる。
水を買いに行った。
おう！
なんとビール
が売っているではないか。と水と、まい泉のかつサンドを買った。まい泉は好物なんだ。
今回のスポンサーにまい泉がなっている。
広告効果はかなり高いだろうな、と思う。
キンキンに冷えた
うまい
久しぶりに本当に
がウマイと感じた。ありがたい！
２時間後に完走賞の受け取りがある。
それまで木陰にバスタオルを布いて横になろう。
疲れはMAXだったが、時々風が吹いてきて気持ちが良かった。
ビールと、かつサンドでお腹も満足していつしか眠ってしまった。
寝て起きた。
だいぶ体力が回復してきた。
完走賞を受け取った。
900人以上参加者がいる中で、362位。
３分の１強には入ったか。
エイジ部門では、22位。
50人はいるはずなので、半分以上は上だ。
今の練習不足の自分としては、まあ、こんなもんか。
横浜シーサイドトライアスロン。
エントリーすれば、もれなく特製Tシャツがもらえる。
しかも、さすが横浜。
今まで参加した大会の中では一番デザインがカッコいい。
さらには、完走すると特製バスタオルももらえる。
ベテランのトライアスリートからすれば、ちゃらい大会かもしれないが、トライアスロンの楽しさと感動を体験させてくれる大会として、良い大会になると思いました。
来年も出ようかな？
トライアスロンに興味がある人には、エントリーの大会としてオススメです
