Webテストの内容について報告しておきたいと思います。
博士やポスドクで外資銀に挑戦する人も
少なくないご時世だと思いますが、
Webテストに意外と苦戦した経験から
ちょっとしたアドバイスとテストの内容をまとめておきます。
というのも、
僕は国語や数学もすごく得意だったので
計数・論理テストで苦労するはずはない
と多少侮っていたんだけど、恥ずかしながら
結構Webテストで失敗することも多かった。
実際のところ、
足切りがWebテストの目的であり、
ライバルたちも軒並み難関大学出身なんだから
そんなに楽じゃない。
誤解しないで欲しいのは、
・Webテストは大抵はそんなに難しくない
だけど
・とにかく時間が少ないから、慣れていないとヘマる
ただそれだけだ。
つまり、対策すれば苦もなく通過する。
それでも、
周りに就活している同僚も少ないであろう
博士やポスドクには情報戦はしんどい。
対策セミナーがあったり、練習問題が出回っている
学生たちに対する不利感は否めず。
だから、記事を書くよ。
何かの参考になればさいわいです。
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WebテストもSPI、玉手箱から論理パズルまで多種多様です。
全部みっちり対策したとこで、
こんなもん身につけても就活が終われば役に立たない。
時間の無駄であり、人生の浪費だ。(やる気を削ぐ?)
どうでもいいことですが、
SHLが提供するGABのWebテスト版は玉手箱というのですね。
僕がお薦めする準備方法は、
①まず、志望企業のテストのタイプをネットとかで調べる。
例えば、SPIノートの会に速報がある。
②ちょっと練習する。本でも検索でもよし。
本屋で対策本を立ち読みしてポイントを押さえるのもよいね。
海外にいると気楽に本屋に行くこともできない TT
アマゾンなら、海外で日本の本も買える。
Webテストには普通、PCでの動作確認を兼ねた
練習問題がついていて、それを試した後、
一時中断して後から受けることも可能なので
③問題のタイプが対策したものと同じことをチェックする。
同じ→ 受験
違う→ 再度練習後、受験(大体、毎年同じだが、念のため)
これが一番、時間の節約になるんじゃないかな。
狙い撃ちにすれば、事前準備にそんなに時間はかからない。
あと、科目ごとに別の時間に受けられるので、
ちょっと休憩を挟んでリフレッシュするのもいいかもね。
じゃ、2011年卒向けの
実際のWebテストの内容をまとめておきます。
(問題数とか、ちょっと正確じゃない場合も。)
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・米系
・ゴールドマン・サックス (GS)
テストセンターでの受験です。
テストセンターも企業によって難易度も違うのでしょうか。
ES落ちで分かんないんで、自分で調べてね;
・モルガン・スタンレー (モルスタ)
判断推理系の問題 10分10問
並び替えや要約の文章問題 12?分12?問
英文の穴埋め、読解問題 12?分15問
性格テスト
TG-Webって言うのか~。
外銀の中では、問題は難しい部類だと思います。
計数の対策は、
コンサルと同じ「標準 判断推理」を一通り解くのもよいでしょう。
図形問題も少し出ました。
コンサルの問題よりは簡単ですが、時間はやはり少ないです。
ただ、以下の外銀では、
モルスタような数理問題は出なかったので
「標準 判断推理」は済ませておくと何かと安心だけど、
TG-WEBの対策本を読んだ方が手っ取り早いかもしれません。
Webテストのできに関わらず、
ES次第で“名刺交換会”に呼ばれるとか(別記事参照)。
実際、文章問題の時間が全然足りなかったけど呼ばれた;
性格テストは、設問は選びやすいものでした。
一貫した回答を心がけましょう。
あと、「嘘をついたことがない」とかにチェック入れないように。
こういうのも本とかちょっと読めば意図なりが掴めます。
本屋へGO!
・JPモルガン
計数問題 20分20問
文章問題 25分52問
計数問題は一見GABみたいでそれ自体は難しくないけど、
あまり見たことのない問題で戸惑った。玉手箱って言うの?
基本的に表をみて、空欄に当てはまる数値を選択するんだけど、
空欄を埋めるルールを読み取るのに時々苦戦。
①比例関係や単価の計算が必要(選択肢の数字が細かい)
②他の類似データ(列)と相対的に比較して選択(速く解ける)
の二通りの攻め方を使い分ける必要がある。
文章問題はGAB型で、文章を読んで
設問が正しい、間違い、どちらとも言えない、の三択。
一つの文章に、4つの設問。
・欧州系
・バークレイズキャピタル (BarCap)
計数問題 12分12問
文章問題 15分30問
GAB型。アプリケーションフォームを読むと、
日本SHLのサイトの練習問題が紹介されている。
→SHL
ここで、計数、文章、図形問題がそれぞれ練習できる。
図形問題は要らない。
実際の問題も大体同じレベル。
(UBS、ドイチェの対策にもなる)
BarCapは、受験直後にWebテストの合否が分かる。
・UBS
計数理解 25分50問くらい
グラフの読み取りと簡単な計算。
GABの計数の練習でいいんじゃないかな。
・ドイツ銀行 (ドイチェ)
非言語 35分で40問
言語 25分で52問
性格テスト、時間制限なし(いちおう20分を想定)で63問
ドイツ銀行は、ポスドクは受験しても選考対象外っす。
それでも積極的に問い合わせてみるのもありだけどね。
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基本的に、
似た問題を一回でも解いておくと全然スピードが変わってきます。
・答え方の形式
・選択肢を見て、計算しなくても比較で解けるなら時間を稼げる
・表の大半は不要な情報なので、必要な部分だけ見る
・グラフや表の単位(千人),(100万人)とか小さく書いてあるので注意
など
“GAB”とかで検索するか、本屋に行って
ちょっと練習すれば大体ポイントが分かります。
ところで、
夏のインターンでテストを受けておくと受験が免除される
ところもある。
夏にできが悪ければ受け直しできるし、
インターンに応募しておくと、そういう意味でも有利かもしれない。
(夏の時点で失格するという可能性もあるが…)