1頭で悠々と posted by (C)M-Kou
本日の有馬記念でラストラン、そして引退を迎えた
ゴールドシップ
ブログで、 ペーパーオーナーゲームの記事 を初めて書いたシーズンの1位指名馬で
1歳時の血統表の時点から彼を追っかけ始め、引退するまでの約5年間は
喜んだり、悔しかったり
ホント気持ちを上げ下げさせてくれた馬でした
G1を勝ち、メディアに取り上げられてからは、その悪癖とは間逆の愛らしい表情で
女性ファンも急激に増え、アイドルホースに上り詰めたのにも驚かされました(笑)
最終的に重賞レースを11勝(内G1レース6勝)と実力も本物だった彼のレースの内
個人的に印象深いレース5つを順位毎に振り返ろうと思います
まずは5位・・・
2011年7月9日 函館5R メイクデビュー 2歳新馬戦 芝1800m
出遅れる事はなくとも、新馬戦でも行き脚はつかず、後方3番手からの競馬。
3コーナー辺りから仕掛けられ、下がる他馬を避けつつインから前を行く3頭を追う。
先頭を行くコスモユッカとの差は残り200mで2~3馬身程あり流石に厳しいかな~と
思った矢先
のっそのっそ、のっそのっそ
ホントこんな擬音で表現出来るぐらい、もっさりと伸びて来てギリギリ交わして1着
個人的に新馬戦からこうやって追いかけられたのは、POG指名をしていたからで
ゴールドシップの貴重な初勝利の瞬間をリアルタイムで見ていた事は今となっては
かなり貴重な事だと思っての選出です
今でもこのデビュー戦勝利は非常に嬉しかったなぁとしみじみ
次に第4位は・・・
2013年3月17日、2014年3月23日、2015年3月22日
阪神11R 阪神大賞典(G2) 芝3000m 同一重賞3連覇の偉業
明け4歳、阪神大賞典3連覇の序章 posted by (C)M-Kou
3つのレースの複合形ですが、やはり同一重賞3連覇は素晴らしい記録なので
初めての出走は年明けて古馬となった4歳春初戦。
単勝は1.1倍、複勝は元返しと、有馬記念を勝利して臨んだ上にライバルとなりそうな
馬の出走が無く物凄い支持率の中、後方からいつのも競馬で危なげなく勝利
連覇を掛けて挑んだ5歳の春初戦。
前年の秋3戦で勝利なしと、流石に昨年程の支持率はないものの単勝1,7倍。
レースはゴールドシップには珍しく先行する形で押し切り、連覇達成
まさかのAJCC敗戦から3連覇の偉業を掛け挑んだ6歳春。
得意の中山コースのAJCCでまさかの敗戦も単勝は1.6倍とファンの期待を背負っての
3連覇の掛かったレース。捲る競馬でデニムアンドルビーに詰め寄られたものの最後は
押し切って3連覇達成
無事之名馬とは言いますが、正にシップに相応しい言葉だと思います。
阪神大賞典と同じく3度、天皇賞(春)、宝塚記念に、4度、有馬記念に出走してるのも
ホント凄い事だと思います
続いて第3位は・・・
2012年12月23日 中山10R 有馬記念(G1) 芝2500m
レースはいつも通り後方から。
残り800mから鞍上の内田騎手に促され、馬群の大外を
一気の捲り
最後は、抜け出しを図ったオーシャンブルーをあっさり交わして優勝
かなりインパクトの強い勝ち方で、大きく出遅れたルーラーシップと一緒に大外から
捲り上がって行くレースは非常に恰好良かったです
この有馬記念の前の菊花賞も超ロングスパートで驚かされましたが、古馬相手に
シップのスタミナを信じて乗った内田騎手の騎乗も個人的に好きなレースです
そして第2位は・・・
2012年4月15日 中山11R 皐月賞(G1) 芝2000m
3コーナー付近では最後方に居たはずのゴールドシップが
ワープした!?
かの様に4コーナーでは最内から前団に。
TV放送のアングル的に人気馬を追いかける面があるので、そう見えただけですが
内の馬場の悪さを嫌がって外目を回す他馬をあざ笑うかの様に、最内を捲る姿は
してやったり
荒れた馬場を苦にしないゴールドシップのタフさ
内田騎手の勝負師としての判断力
この2つが、見事に咬み合った素晴らしい勝利だったと思います
いよいよ第1位は・・・
2015年5月3日 京都11R 天皇賞(春)(G1) 芝3200m
ロングスパートはお手の物 posted by (C)M-Kou
人馬一体 posted by (C)M-Kou
大きなストライドで走る posted by (C)M-Kou
あれだけ苦手と言われた春の京都の高速馬場。
同じステイゴールド×メジロマックイーンの黄金配合馬オルフェーヴルも敗れた舞台。
ゴールドシップがこのレースに挑むのは、これで3度目。
ゲート入りをゴネてしまったものの、レースはいつも通り後方から。
2周目の向こう場面半ばから菊花賞で見せた以上のロングスパートで早々と前団に
取り付いて行き、最後はフェイムゲームの猛追を凌ぎ切り
見事3度目の正直で勝利
横山典騎手の長距離騎乗技術と、淀の長距離レースを知り尽くした経験値
ゴールドシップのタフさと無尽蔵のスタミナ
これ以上は無いだろうと言わんばかりの勝利で、現地観戦しながらも
父系ではないが、メジロマックイーンの孫が天皇賞(春)を制覇したんだなぁ
と、感慨深くなったのを今でもはっきり覚えています。
ブラッドスポーツと言われる競馬の素晴らしさも加味しての1位です
最後に、本日行われた引退式を
オーナーも涙を見せ、須貝調教師も涙を、そして内田騎手の一言の時
シップが嘶いたのを聞いて感無量で涙する内田騎手。
自分もここでウルウル。。。
そんな寂しくなる空気を、横山典騎手が宝塚記念の出遅れをネタに笑いに
岩田騎手が自分の乗る時にはめちゃくちゃ掛かるともう一丁笑いを
そしてオーナーの最後の挨拶で
涙線崩壊
ゴールドシップが色んな人の手で大事にされ愛され頑張ってきたんだなぁとしみじみ。
最後の写真撮影で引退式も終り、かと思ったら
撮影を拒否する ゴールドシップ (笑)
しみじみした気持ちが一気に吹き飛びました
ホントにシップは最後の最後まで見てるこちらを楽しませてくれます
最後はちゃんと写真に収まって皆に褒められる ゴールドシップ
本当にワクワクドキドキする5年間を楽しませてくれて
ありがとう ゴールドシップ!
次は彼の仔で同じようにワクワクドキドキ出来る事を楽しみにしておきます
※これまでゴールドシップを現地観戦した時の気に入った写真をこちらのアルバム
に纏めておりますので、良かったらご覧ください ⇒ アルバムはこちら