ニンニン | 流行りにのっかってみっか

ニンニン

自分に子供が産まれるまで、赤ん坊の泣き声というのは漫画などで表現されている「おんぎゃ~」という、こなきじじいのような泣き声だと思っていた。万人がそうだと思っていた。

しかし、ウチの姫君はじめ、子供ができたことで若干の興味もわいてきた他人の子供も十人十色、泣き声にも個性があるのだと気が付いた。まぁあたりまえのことなんだろうだけど^^;

キリカはあんまり泣かないが、腹がMAXに減ったときと鼻水を取るときに、まさに火がついたように泣く。

それは「ぎゃ~~~っ!!」と雄たけびのように泣き続ける。「あ゛ぁ~~~~っ!」とも表現できるかな?

それとは別に甘えたいときや眠い時には「ニンニンニン」と力無く泣くw

他の赤ん坊もそうなのだろうか?

我が子以外はガン泣きしか見たことないので、どの子も泣き方をTPOで使い分けているのかちょっと興味がある。

あまりにも力の抜ける泣き声なので、「キリちゃん」とか「きぃたん」とか声掛けしていたが、最近は「ニンニン」と呼んでいる。どんぐりまなこにへの字口にクルクルほっぺの顔に成長したら愛嬌ありすぎだし、目にも留まらぬ早業で手裏剣なげられてもかなわんし、初めての発語が「パパ」や「ママ」ではなく、「父上」「母上」「ケンイチ氏」になるのではないかと少し不安だ。

そんなニンニン、前述の鼻水を取る作業。


耳鼻科医の開発したと書いてあるその道具は、瓢箪の頭のような形をしたものを鼻にあてがい、管でつながった吸い口より吸えば、管の途中のプラスティックの小さな箱のなかに鼻水がたまっていく仕組みである。

これがよっぽどイヤなのであろう。

道具を使用するにあたり、一人は頭を手で持ち固定するのだが、この時点ですでにわめき始める。

吸い始めると狂ったように手足をバタつかせ、顔面を紅潮させ殺されるかのような勢いで叫ぶ。

まるでダチョウ倶楽部の竜ちゃんの完熟トマトか、レッドタイガーのように真っ赤になる。

そして怒りが頂点に達すると爆音を轟かせ放屁するのである。

それはまるでドリフのコントで聞くような、それは見事な音色で、その爆音に比例するかのごとく刺激臭を伴っているのである。こちらの嗅覚を破壊しかねないまさにリーサルウェポンだ。

しかしそのリーサルウェポンも2~3発で弾切れとなり、プッだかピッだか情けない音とともに発射口を閉じるのである。まぁその頃には鼻水の除去も終わるので静けさを取り戻すことになるのだが。

大人になれば泣くに泣けないことばかりになるので、せいぜい今のうちに泣き、存分に放屁してくれw






これが発射口。

身体が小さいので装填数は3発が限度のようだ。