映画亡国のイージス

 

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『亡国のイージス』(ぼうこくのイージス)は、1999年に講談社から刊行された福井晴敏の小説である。

本作品を原作に、映画(2005年公開)や漫画などメディアミックス展開されている。

 

国防問題を題材にした作品で、2000年に日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、大藪春彦賞をトリプル受賞した。

これを基にした映画が2005年公開され、『モーニング』誌でもこれを基にした漫画が連載されている。

この物語の後日談としてコーエーがPlayStation 2用ゲームとして『亡国のイージス2035 〜ウォーシップガンナー〜』を発売している。

2006年現在、発行部数は110万部を越える。

前作『Twelve Y. O.』の続編にあたるが、短編集や漫画も含めれば、『6ステイン(920を待ちながら)』や『C-blossom case729』の続編でもある。

 

防衛庁・海上自衛隊・航空自衛隊協力の下、2005年7月30日に公開。

興行収入は21億円。

日本での公開の後、台湾でも2005年11月26日から「亡國神盾艦」の名で劇場公開された。

護衛艦「いそかぜ」の先任伍長である仙石恒史は、酒に酔ってナイフでケンカ騒ぎを起こした若年海士たちのために警官の前で土下座をするなど、信頼が厚い男だった。

訓練海域へ向かう航海の途上「いそかぜ」に訓練指導と称し14人が乗り込み、倉庫の前に見張りが立つなど不穏な雰囲気が生み出されていき、仙石が気に掛けていた如月一士も、徐々に不審な動きを見せていく。

そんな中、如月の異状に気付いた菊政二士は、訓練中に事故死。

それでも、「いそかぜ」は帰港せず予定通り東京湾への航海を続けることに。

仙石は菊政の遺体を肉や魚と共に冷蔵室に保管しておくのかと、抗議するため艦長室を訪れる。由良基地から乗艦している海上訓練指導隊(FTG)の溝口三佐や、いそかぜ副長の宮津二佐の説明によれば「某国の工作員ホ・ヨンファの影響下にある如月が米軍から猛毒の化学兵器GUSOHを奪い、潜入している。

溝口は如月の行動を阻止するために送り込まれた防衛庁情報局(DAIS)の人間であり、FTGの面々も彼の部下である」とのことだった。そして、すでに艦長は殺害されていた。

その直後、如月が密かに持ち込んだ爆弾を使って艦腹に破孔を開け、機関室にさらなる爆弾を仕掛けて立てこもる。

説得のため仙石は一人で如月の下に赴き、彼の拳銃を奪って無線機を破壊する。

しかし、彼の説明によれば「自分こそDAISの人間である」「溝口こそホ・ヨンファ本人であり、FTGを装った工作員たちを指揮し、宮津ら幹部たちも彼に通じている」とのことだった。

仙石が機関室の扉を開けると、突入してきたFTGの隊員に如月は拘束される。

溝口は浸水が激しいとの名目で総員離艦を命じ、仙谷は抗議しようとするが、本性を現し始めた宮津とヨンファたちに制止される。

曹士隊員が離艦命令に従う一方、FTG隊員と幹部たちは如月を拘束したまま護衛艦に立てこもる。

救命ボートからその様子を見た仙石は「いそかぜ」を守るため単身海へ飛び込み、破孔から艦内へ戻るが、閉鎖された水密扉に行く手を阻まれる。

叛乱を起こしたことを日本政府へ宣言した「いそかぜ」は東京湾方面へ進み、制止を試みた護衛艦「うらかぜ」と戦闘の末ハープーンミサイルで撃沈する。

GUSOHの照準は東京都心、水深が浅い東京湾では潜水艦の活動は不可能、残留した幹部全員が宮津のシンパであった。

内閣総理大臣以下、最高幹部らと宮津は直接会話する。

宮津の要求は、GUSOHの存在の公表・宮津の息子である防大生がDAISの策謀により死亡したことの公表等であった。

しかし、最高幹部はDAISの存在を認めず、如月を見殺しにする。

如月が殺害されようとした瞬間、仙石が主砲弾を炸裂させて水密扉を破り、艦内を混乱させた隙に如月は艦内へ身を隠す。

合流した仙石と如月は徐々に心を通わせつつ、航空自衛隊のF-2による特殊焼夷弾による対艦攻撃が迫る中、阻止限界線までにGUSOH発射を阻止すべく奮闘することとなる。

 

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