大震災から2ヶ月。

連日の原発や復興に関するニュースは、本当に胸が痛いです。

復興に際して、「がんばろう」という声掛けがあります。

私は、自分自身が乳がんで闘病している最中、「がんばろう」「がんぱって」というワードが、とても辛く、空しく感じる時がありました。

ガン腫瘍という物体があったとしても、それに対してどのように対処すればいいのやら、実際の治療はお医者様に委ねるしかありません。

術後の痛み、連日の放射線治療、薬の副作用など、がんばるというよりは「耐える」という日々でした。

それ故、「がんばろう」という言葉の重さ、伝わり方については、少々過敏になっていました。

そんな折、教えて頂いた「顔晴ろう(がんばろう)」。

辛いことを受け止め、少しずつ顔が晴れますように・・・と願いを込めた「顔晴ろう(がんばろう)」。

同じ「がんばろう」が、字を変えることで素敵な響きに、そして本当に伝えたい気持ちを表してくれているように思います。