東日本大震災から1ヶ月が経ちました。

亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。

あの日の大阪は・・・2011年3月11日 14時46分 金曜日でした。

いつも15時前後に休憩をとるのですが、その前に事務処理を済ませようとパソコン操作をしていました。

年明けから時折軽い目眩を起こすことがあったので、「また目眩してる・・・早く休憩しよう」と思っていたのですが、あまりにも目眩が長すぎる。

横揺れが長く続き、なんだか船酔いのような気分の悪さが生じてくる。

「もしかして・・・!?」と思い、周りを見渡すと商品ラックの商品がユラユラと揺れている。

他のスタッフは作業のため動いているせいか、全く気付いていない様子。

16年前の阪神大震災が頭を過ぎりました。

ラジオをつけると、地元のラジオ局が「地震です、落ち着いて下さい!!!」と連呼。

商品ラックが倒れないように支えながら、揺れがおさまるのを待ちましたが、その時間がとても長く感じました。

すぐに近畿圏の家族に連絡をとり、無事を確認。

しかし、30分、1時間と時間が経つにつれ、信じられないテレビ映像を目にしました。

津波、火事。これは現実なのか?CGでも見ているのか?これは本当に日本で起きている事象なのか?

テレビ映像を、ただただ呆然と見ることしか出来ませんでした。

数日後、東北地方の親族とやっと連絡が取れたものの、家屋が全壊したり、ガソリンをはじめ生活物資が不足している等々の問題が発生。

この1ヶ月、就寝時も常にラジオを付けたままにしています。

緊急地震速報の警報音は、何度聞いても胸騒ぎがしてなりません。

1ヶ月という時間が経ったとはいえ、今日も夕方に大きな余震がありました。

悲しみや苦しみの中で、半歩一歩と前に踏み出している被災地。

私も阪神大震災を経験し、天災の怖さを身をもって経験しましたが、時間の経過と共に、着実に何かが変わっていきます。

それは、目に見えるものであったり、心で見えるものであったり、様々なものです。

今は自分の気持ちを押し殺すことなく、思いっ切り曝け出していいときだと私は思います。

思う存分自分の気持ちをさらして、それが生きている証であるとも思うのです。