午後の紅茶を一年で365本消費する自由人 -3ページ目

長い時間(1)

1ヶ月ってこんなに長く思えたのは…初めてだ。




退院して、私は暫く実家にいた。

今度は…長女も一緒。

ただ…11月の半ばに出産。

今は12月。

三時間おきに、ミルクとオムツ換え…寒いのが苦手な私にはキツイ。

朝方なんて眠気と寒さで…最悪。

そんなとき私の母が…ミルクをあげに起きて来てくれた。

嬉しかった。

私も…母にとっては、まだまだ。

子供に思えるんだろう。

それと…孫が可愛いからだろう。

私も甘えて…長女の布団で一眠り。

今でも感謝している。『お母さんありがとう』


日中は…長女と遊びながらまた、彼とメールをした。

親にバレないように。

『早く会いたいよ』

『私も会いたいよ』

何日もこんなメールが絶えなかった。


私をいとおしく思って暮れてる人が居ることが…

ホントに嬉しい。

幸せ者だ。


『今日は残業なくて…早く帰るね』

『了解。また明日。』
家に帰れば彼も、子育てがまってる。

まだまだ小さい双子ちゃん。


貴方の体が心配です。無理しないで。

会えない彼に…そっと投げ掛けた。


再開(6)

待ちに待ったこの日。
朝の目覚めは最高だった。

カーテンを開けると、朝日が眩しかった。

荷物をまとめて…迎えを待った。

この日は日曜日。

娘と、旦那が迎えに来る。


私の部屋の扉が空いた。

まだ二歳の小さい娘が…嬉しい顔をしつつ、今まで我慢していた甘えが一気に爆発した様な顔をして…。

『ママ』

汚れたウサギのぬいぐるみを抱えて。

一目散に私の胸に飛び込んで来た。

言葉が出ないくらい。娘を抱きしめた。

長女はただ…一生懸命に私に抱きついた。

『ゴメンね。今日から一緒に居れるよ。』

『おりこうにしてた?』


私が聞くと。

『してた。』

ようやく笑った。

泣かなかった事に、私はお姉さんになったと思えた。

三人で…次女を迎えに行った。

『軽い』

旦那が初めて…次女を抱いた。

前にも言ったが、この病院では…授乳室に赤ちゃんが居て。時間でお母さん達が…母乳をあげに行く。

ガラスごし見てた、旦那も。

やっと…抱っこ出来て嬉しそう。


長女も…興味津々に見ていた。

再会(5)

相変わらず、看護士さんや先生の目を盗んでメールをした。

今回の出産に当たってはいろいろあった。

私が第二子を産み3日目、旦那の祖母が亡くなった。

私が入院する前の日倒れた。

脳梗塞だった。

体が不十になっても意識が有ればと誰もが願っていた。

だから…私は大事をとりお見舞いに行かず…出産にそなえた。

亡くなったと連絡が来たときは無理しても、逢いに行くべきと後悔した。

お葬式すら出れず。旦那も私の所にはこれず一人で過ごした。

だから尚更彼に甘える様にメールしたのかもしれない。

そんな日が明日で終わる。

とうとう…。
退院の日が来た。

二週間ぶりに長女と会える。

私がいない間娘は少し変になっていた。

葬式中誰もが忙しく、かまってあげらなかったから。

普段は持たない。
ウサギの縫いぐるみを昼夜離さず抱えて。

『ママちゃん・ママちゃん』

と呼んでいた。

その事を旦那から聞いた私は。

居ても立っても居られなくなった。

『早くあの子に会いたい』

この時ばかりは…彼より娘に会いたくて、たまらなかった。