戸惑い(5) | 午後の紅茶を一年で365本消費する自由人

戸惑い(5)

デートって言っても車の中で話すのが多い。
特別なにをする訳ではなく。
話をしたり…音楽を聴いたり…簡単なゲームしたり。

お互い知り合いに見つからないようにと…。
いつの間にかに車が多くなっただけ、なのかも知れない。

それでも私は満足だった。

誰にも邪魔されず…直ぐ隣には彼がいる。

時には二人でいつの間にかに寝ていたり。

この…二人の空間は今でも続いている。
そして…。
沢山の思い出がある。今は…まだ短くて解らないが…この先私達の思い出の場所になって行く。

今夜も…その車の中でキスをし。
何度も何度も…唇を重ね合わせた。

どんな恥ずかしい言葉も。
行動も…あの空間の中では…。
直ぐに受け入れられた…。

でも…彼は。

『ごめんね。何時もここで…。金有れば…色々連れてってあげれるのに』

と…悲しそうに言った。

男と女の近いだろうか?

彼は…見栄とは違い、私をただ楽しませたくて、限られた時間のなか、もっと特別に一緒に居たくて。

そう言ったのだろう?
『私は…貴方が隣に居るなら…何処に行かなくても、何もしなくてもいいんだよ』

と言って…笑った。