悪魔の囁き(1) | 午後の紅茶を一年で365本消費する自由人

悪魔の囁き(1)

そして…この日が来た。
約束してから、だった3日目なのに。
長い月日に思えた。

朝から家事を済ませ。遅刻しないように、用意をした。

鏡を見ながら化粧をした。淡いピンクのアイシャドウ。
グロスも塗って、新しい服を着て。
キラキラしたピアスもつけた。
私の横で娘が私の足で遊んでいた。

無邪気に…

『今からママは出かけて来るのよ。ごめんね…今の貴方には意味の解らない事ね』

私にとって…冒険が始まった気がした。
誰もが…間違ってるって思っても、
もう…此処まで来てしまった。
後戻りなんて出来ないよ。
今日会うんだから…

『じゃ。パパ行ってくるね』

夜8時半。
玄関のドアを開けた。私の物凄い冒険に…
パパに罪の意識を背負ったまま。
何気ない顔をして…


車にのり…何分走っただろう。
何度もバックミラーに写る自分を見つめた。
髪型変じゃないかな?化粧変じゃないかな?来なかったらどうしょう。

期待と不安の中…いつの間にか待ち合わせ場所についた。

最後の身だしなみ。

『OK』

メールで到着の連絡をした。

『オレも着いてるよ。車なに?隣に着けるよ。』

『待ったかな?私の車は…白のファミリーカーだよ』