◎「すぼみ(窄み)」(動詞)
「すべふみ(窄べ踏み)」。「すべ(窄べ)」はその項(5月7日)。「ふみ(踏み・践み)」は経験経過すること、実践にはいること。「すべふみ(窄べ踏み)→すぼみ」は、収縮・集積し空域のなくなる動態になること。
「淪 …シヅム カクル…スホム」(『類聚名義抄』)。
「Subomi(スボミ),u(ム), ôda(ンダ). Fecbarse,ou encolherse(閉じる、または縮小する). Vt. Cataga(カタガ) subôda(スボンダ) fito(ヒト). Homen encolbi-do do,hombros(肩をすくめる人)」(『日葡辞書』)。
「SUBOMI(スボミ),―mu(ム),―nda(ンダ), スボム,i.v. To be contracted or drawn together(収縮する、あるいは、引き寄せられる),to be gathered(集まる),puckered((縮み)しわが寄る). Kuchi(クチ) no(ノ) subonda(スボンダ) tokkuri(トックリ), a bottle which grandually narrows to the mouth(口に向かい徐々に細くなるボトル)」(『和英語林集成』)。
◎「すぼめ(窄め)」(動詞)
「すぼみ(窄み)」の他動表現。何かを自縮するように縮めることで全体を満たすような動態にすること。
「Subome(スボメ),uru(ムル),eta(メタ). Encolher,l,fechar(縮小する、閉じる). ¶Casauo(カサヲ) subomuru(スボムル). Fechar o sombreiro(ソンブレロを閉じる). …」(『日葡辞書』:「ソンブレロ」は帽子ですが、柄のない傘ということか)。