「あみはひ(網這ひ)」。何かを覆う網のような情況になること。それによりその何かを保護する。「かばひ(庇ひ)」に意味が似ている。当初は何かに対して、その何かとの間に網を這わせるようなことをしその何かから防衛したのであろうけれど、それが、何かを守る、のような用い方がなされるようになる。「村(むら)がれる虎の合ひて喰ひ奉らんとしけるに……錫杖にてあばへりけれど」。