「あききりへ(空ききり経)」。「あききる(空ききる)」は完全に空いた状態(空白の状態)になることであり、「あききり」はその連用形名詞化。「あききりへ(空ききり経)」は心が空白になりきった状態を経過していること。「いとあわただしきに、あきれたる心地し給ふ」(『源氏物語』)「『こはいかにせん、いかにせむ』とぞあきれ給ふ」(『平家物語』)。
「あききりへ(空ききり経)」。「あききる(空ききる)」は完全に空いた状態(空白の状態)になることであり、「あききり」はその連用形名詞化。「あききりへ(空ききり経)」は心が空白になりきった状態を経過していること。「いとあわただしきに、あきれたる心地し給ふ」(『源氏物語』)「『こはいかにせん、いかにせむ』とぞあきれ給ふ」(『平家物語』)。