「あきちふ(秋千生)」。「あき」は秋。「ち(千)」は数の多さを象徴的に表現し、「ふ(生)」は植物が繁茂するように発生したもの(→「ふ(生)」の項)。秋に空に無数に湧くように現れ舞うそれが「あきちふ(秋千生)」と言われ、これが「あきつ・あきづ」となり、それは秋の「つ」であるとして、一般的に単に「つ」とも言われた。後に、一般に「とんぼ」と言われる昆虫。