「あきあれ(空き離れ)」。開放感のある状態で開放感のある情況になる、ということですが、たとえば、点Aに100の対象が集中していたとします。その対象各々が各々同士離れつつ点Aからも離れます。それが「あかれ(散れ)」です。他動表現は「あかち(班ち)」になります。「諸(もろもろ)の人あかれ王子を求覓(キュウベキ)するに…(探し求めるに…)」。