「あげ(上げ)」の自動表現。「あげ(上げ)」(『音語源』「あげ(上げ、挙げ、揚げ)」の項)の情況になること。空間的に上昇するだけではなく、程度、地位、物価その他、社会的な上昇感その他も表現します。また「あ」の全的語感も作用し、何かが完成したり終了したりすることも表現します→「仕上がり」「雨があがる」。
連用形活用語尾E音(つまり下二段活用)の自動表現動詞活用語尾がA音化し、それが語幹となり、活用語尾R音で自動表現になるという動詞は他にもあります。「下げ・下がり」「埋め・埋まり」「当て・当たり」「終へ・終はり」など。