大陸から日本へ戻る前に、一番不安で憂うつだったのは
「ゴミ分別」だった


中国上海では、ゴミ天国で
・24時間 OK!
・何曜日でも OK!
・指定袋なんて もちろんないヨ!
・分別しなくても OK! むしろ、分けても一緒に捨てちゃうヨ♪
・なんと!資源系だったら小銭になっちゃうヨ!

という、半ば恐ろしい環境で、乾電池も蛍光灯も服も雑誌も
一緒くたに投げていたので、そんなわたくしに分別は罰ゲームである。


それでも一応、2006年までは日本で暮らしていた訳ですし
「燃やせる、燃やせない」を始め、アルミ缶、新聞、粗大ゴミと
リサイクル家電程度は把握していた。

それが、ですよ、だんだんと厳しくなってるという声は聞こえてましたが
いつの間にか
「プラ」とかいう新しいヤツが出現!
 これこれ

「プラスチックなのか?」
ちがうちがう、あくまでも「プラスチック製容器包装 」、つまりビニールで薄い袋とか入れものとかです。



「ゴミじゃないの?」
ちがうちがう、資源なんですヨ!資源!

「じゃあ堅いプラスチックの棒とか容器とか製品も仲間?」
ちがうちがう、それらは「燃えないゴミ」なんですよ。

(((( ;゜Д゜)))
すでにこんらん。

どうも、この国のゴミ事情はオカシイ、っつーか特異すぎる。
「市町村指定ごみ袋」が出現したころから、オカシさが加速した気がするが
よい子のわたくしは、ルールに従ってみる。


分別を始めてみると、この「プラ」類が結構多い。
お菓子の袋、アメの小袋、納豆のフィルム、シーチキン4缶まとめラップ…
枚挙に暇がない。

例えばスバゲティのソースとか、中が汚れてたりすると
「汚れがあるものは、軽く洗って出してネ♪」と来た。

水道代は誰が払いますのん



と、帰国後プラ恐怖症および分別ノイローゼになったものの
単身で暮らしている分には、さほどゴミも溜まらない。
(っていうか、溜まるまで部屋においておくのも罰ゲームか)


1ヶ月ほどして、ようやくこの「資源ごみ・プラ」が適度に溜まり
(特小ふくろ)
ようやく、わたくしの血と涙と汗の結晶の作品が世に出るのだ~
と、ゴミ回収日の前の日の夜(23時ごろw)にゴミ置き場にこっそり持っていったら…


ウチの住民さま、誰も「資源ごみ・プラ」出してません

つまりみなさま、プラを分別してませんね


うーん、わたくしの行為と作品は無意味なのだろうか?
とりあえず「資源ごみ袋」(5枚)がなくなるまでは分別し続けてみよう。

ノイローゼはゴミと共に去りぬ



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