結婚当初
夫の非常識な生活習慣に驚いたり不安になったり
それで喧嘩になったりしました
結婚を後悔したこともありましたが
ぶつかりながらも理解しあい歩み寄り
なんだかんだ自分たちのやり方やペースができてきました
数年たった頃には
こんなにピッタリな相手は他にいないと
私は本気でそう思っていました
子どもも生まれ
自営の仕事と子育てで超人級の忙しさだけど
私たちにはそれだけの力がある
私たちには愛が満ちている
そりゃあ若かった夫は
母になった私から見たら親として少し未熟で
でも母性を持たない男性ならではの冷静さと客観性
それがとても有難かったのです
それに
私を守ろうとする姿勢がいつも自然と言動に出ていて
支えになってくれて
私は安心していられたのです
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夫は取引先の方と外で美味しいものを食べるたび
自分だけで食べるのはもったいない
家族と食べたかった~!
と言っていました
美味しいものも
楽しいことも
いつでも自分だけではなく家族と分け合いたい
私もいつも自然にそう思っていました
これが幸せということ
ほんとうに幸せで
幸せな自分たちを誇りに思いました
小さな不満はあったとしても
喧嘩をしたとしても
私たちは愛し合っていて
何ごとにおいても最強チームでした
結婚7年で末っ子が生まれた頃も
その気持ちは続いていました
半年後の私の誕生日も
その気持ちは続いていました
その誕生日の記憶のあとは
それまで感じていた「幸せ」の記憶が無いのです
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いつからか・・・
最強チームから夫が抜けて
私一人孤軍奮闘・・・
私の心の中で夫に対する感覚が変わってきました
自然と思いやるというよりは「気を遣う」
頼りにするというよりは「一応意見を聞かなきゃ」
気がつかないくらい少しずつ
色がグラデーションで変化していくように
幸せの気持ちが薄くなって行き
それから夫を好きな気持ちが消えて行きました
が最初に夫を誘った日
つまりその後10年続く不倫が始まった日は
ちょうどその頃だったのです
そんなことがあったなんて
私は全く知らないどころか
まだと夫の関係も傍目には正常で
疑いすらこれっぽっちも持たなかった頃です
と夫の関係は表向きはその後2~3年は正常に見えていました
その期間に私は薄っすら薄っすらと
だんだんに夫を好きではなくなって行きました
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夫婦の間に不満や問題があったから不倫が起きたのではない
不倫が夫婦関係を壊すのです
バレなければ大丈夫、ではないのです
バレなくても、不思議なことに伝わっているのです
何が伝わってきたのか
サレた方は理解していなくても
それでもちゃんと夫婦は破壊されていくのです
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私の場合は
その後と夫の関係の不快さに悩む年月を経て
やがてと私たちの仕事の関係が無くなって会うことが無くなり
その時不倫も終わったわけですが
その終わった時点でまだ不倫の事実を知らなかった
にもかかわらず
夫から気持ちが離れて行く心の変化は止まることが無かったのです
努力してもどんどん夫が嫌いになってしまい
もうこの先一緒に年を取る自信が無い
でも何だか納得が行かない
何とかしたい
どう努力すれば?
そんな崖っぷちでの
夫からの不倫カミングアウトだったのです