日にち薬なんて噓じゃん!

そんなの効かない!

1年近くはそう思って苦しい日々を送りました

 

 

日常の何気ない動作やちょっとした言葉で

フラッシュバック

 

 

不貞行為の行われていた現場の近くを通って

フラッシュバック

 

 

あの頃と似た状況に

フラッシュバック

 

 

*****

 

 

不倫当時私は

まさか不貞行為まであるとは思わず

ただただタコ夫と豚の行き過ぎた馴れ馴れしさ

豚タコ夫に対する下品な甘えぶりを見て

不快な思いをしていたのです

 

 

もちろん夫に問いただしたこともありましたが

嘘をつかれました

関わり方に気をつけるように促しましたが

うるさがられました

 

 

それでも

私とも子どもたちとも親しい豚

いくら何でも裏でタコ夫と肉体関係になっておいて

ポーカーフェイスでいられるとは考えられない

 

 

タコ夫にしても

そんな豚を相手に裏切り行為をしておいて

平然と私、子ども、豚と同席できるわけがない

そう思っていました

 

 

豚との会話、豚との食事

豚から相談されたこと、豚にプレゼントしたもの

子どもと豚の関わり

 

 

奴らが不倫していた10年間

私は私で誠意をもって豚に接し

たくさん思い出を積み重ねてきたのです

 

 

*****

 

 

だから

日常の何気ない動作やちょっとした言葉が

たくさんの記憶の中から結びつくものを引っ張り出し

あの時も、あの時も、そうだったのかと

いちいち心が地獄へ引きずり降ろされました

 

 

なんにもきっかけが無いような時も

潜在意識の仕業でしょうか

不意に怒りと悲しみが湧き上がって混乱しました

 

 

挙句の果てには

性格が豚に似ている女性と会うだけで気持ちが荒れて

泣いてわめいて夫を責めまくりました

 

 

 

 

 

 

 

だけど

ゆっくり、じんわり

気づかないくらいのスピードで

日にち薬は効いていました

 

 

最後に大泣きしたのは

カミングアウトから1年と少しの頃

最後にお皿を盛大に割ったのは

その半年後くらいでした