ノルウェー映画「The Wave」 

直面している危機

政府対策

 

 

 

 

  映画「The Wave」

 

 

映画「The Wave」は、2015年、ノルウェーが第88回「アカデミー外国映画賞」に公式に出品したパニック映画です。

 

ノルウェーは山々、氷河、沿岸部のフィヨルドを擁する北欧の国であり、豊な自然に囲まれ、静かで平和なイメージがありますが、フィヨルドの地滑り、その後の津波が襲いくる光景を想像したことはあるでしょうか?

 

これは決して空想の出来事でなく、「ガイランゲル・フィヨルド」を研究するノルウェーの地質学者にとっては差し迫った研究です。

 

 

  魅了する風景の裏側

 

 

ノルウェーは、不安定な山腹が狭いフィヨルドに囲まれ、壊滅的な津波が発生するという、重大で継続的な自然災害に直面しています。

 

最も重要で、常に監視されているのは、大規模な波を引き起こす可能性のあるÅkerneset山の亀裂です。もし崩壊した場合、ガイランゲルやヘルシルトなどを含む周辺町村を、わずか10分で飲み込む津波を惹き起こす恐れがあると考えられています。

 

またノルウェーは観光にも力を入れており、ノルウェーの観光クルーズは雄大で風光明媚な自然を間近に感じられるとあって、夏はボートツァーや遊覧船ツアー、冬はオーロラ観光ツアーなどには世界中から観光客が押し寄せ、ホテルもまた季節によっては満室で、この災害は地元民だけでなく不特定の観光客を巻き込む恐れもあります。

 

 

  先例

 

 

映画「The Wave」は1934年4月7日にタフィヨルド村とフィエラ村を破壊し、40人が死亡した地滑り、津波事故に基づいています。300万立方メートルの岩が崖からフィヨルドに滑り落ち、高さ63メートルの壊滅的な津波が発生しました。これは20世紀のノルウェーで、最も致命的な自然災害の1つとなりました。

 

それ以前は、1756年のTjellefonnaの地滑りが発生し、約1500万~1600万立方メートルの岩盤が400メートルの高さから崩壊。40〜50メートルの津波を引き起こしました。

 

1905年、同様の事件が津波を引き起こし、ラムネフィエレット山から35万立方メートルの石がロヴァトネット湖に落ち、3つの津波が発生し、最大は40.5メートルに達しました。60人が死亡し、回収された遺体はわずかでした。

 

映画では、Åkerneset山の隙間から雪崩が発生し、高さ80メートルの津波が発生し、津波が進路上の全てを破壊していく様子が描かれています。

 

 

  ノルウェー政府の努力

 

 

映画製作者は、ノルウェーで同様の歴史的出来事を研究した専門家に相談し、災害シーンに信憑性を与えたと言います。

 

気候変動による氷河の融解と永久凍土の融解、地質学的不安定さによって引き起こされるこれらの出来事に、地滑りの可能性が高まっています。 

 

ノルウェーでは、早期警報システムでリスク回避のため、レーザーとセンサーによる高度な監視が実施され、岩石の動きの加速度を検出し、崩壊前の避難を可能にしています。

 

また、特に世界遺産のフィヨルドで運航するクルーズ船について、世界でも最も厳しい環境基準のいくつかを制定しています。現在、クルーズ船はノルウェーの温室効果ガス排出量の約3%を占めており、「燃料動力」のクルーズ船は2032年に完全に禁止される予定です。

 

 

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