ジュディス・バーシ

わずか10歳この世を去った

名子役

 

 

 

 

 

  ジュディス・バーシとは

 

 

Judith Barsi(ジュディス・バーシ)は、わずか10歳で悲惨な死を遂げたにも関わらず、多くの作品を残しました。

 

ジュディスは3歳で初めて演じて以来、その後70本以上のコマーシャル、「トワイライト・ゾーン」や「レミントン・スティール」など様々な有名ドラマ、「わんわん物語」など3本の主要な映画に出演しました。

 

小学4年生に上がった頃には、ジュディスの年収は100,000ドルにもなり、そのお金で家族はロサンゼルスに3つの寝室が付いた家を購入することができました。

 

 

  父親ヨージェフ

 

 

ジュディスは、父ヨージェフと母マリアの一人娘として生まれました。両親はハンガリー動乱からアメリカに逃げてきたハンガリー移民でした。配管工のヨージェフとウェイトレスだったマリアは、ロサンゼルスで出会います。

 

彼らに近い親族の話では、ヨージェフは父親を知らないことや、ハンガリー訛りのせいで他の生徒や教師から拒絶されたトラウマで、父親に捨てられた母親を憎むようになり、すべての女性を売春婦と見なすようになったと言います。そんなこともあって、マリアと結婚する前にも、前妻クララと子供達を虐待したため、離婚に至っています。

 

ジュディスがどんどん有名になるにつれ、ヨージェフはアルコール中毒で失業し、ますます事態は悪化します。

 

ヨージェフはジュディスとマリアが彼を捨てるのではないかという妄想に囚われ、その不安から極度に支配的になり、虐待的になりました。

 

一家がパーティーを開いた時のこと、ジュディスがゲストから注目され過ぎているとヨージェフが激怒。パーティーの後、ヨージェフはジュディスのポニー・テールを掴むや、床に引き倒して殴りつけたそうです。

 

 

  事態は最終章へ

 

 

ジュディスはストレスのあまり、爪を噛んだり、眉毛やまつげ、猫のひげを抜いたりして、撮影現場でも周囲を困惑させるようになります。

 

最も恐ろしい事件の 1 つは、ジュディスがバハマで「ジョーズ/リベンジ」の撮影に出かける前に起きました。ヨージェフはジュディスの喉に大型ナイフを突きつけ、「戻らなければ殺す」と脅したといいます。

 

 

  

 

 

ついにマリアは離婚訴訟を起こし、ヨージェフはマリアの引っ越して離婚する計画とジュディスが心理学者に会っていることを知ります。激怒したヨージェフは、ジュディスを「完全に排除する」ことを決意しました。

 

1988年7月25日、ヨージェフは自室で眠っているジュディスの頭を銃で撃ちました。銃声を聞いたマリアは、ジュディスの様子を確認するため廊下を駆け下りましたが、そこでヨージェフとバッタリ出会い、ヨージェフはマリアにも発砲します。

 

ヨージェフは3日間遺体を放置した後、2人にガソリンをかけ、家に火をつけると、最後に彼はガレージに入り、自分の頭を銃で撃ちました。

 

1986年12月、マリアはヨージェフに顔を殴られ首を絞められたと警察に通報しましたが、眼に見える外傷が見つからなかったことで捜査が打ち切られたため、それ以来ヨージェフを警察に告発することはなくなったと言います。

 

また、ヨージェフは、ジュディスとマリアを50回以上も殺すと脅したと言われており、マリアは児童保護サービス(CPS)に何度も通報したようですが、最終的にマリアが告訴をためらったため、事件はその後の捜査がされなかったとのことです。


 

おまかせPick

 

 

 

 

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