「悪魔の住む家」
と恐れられた
実在するお化け屋敷
Amityville Horror House
ニューヨーク州ロング・アイランドにある、3階建てのオランダ植民地風のこの家は、「実在するアメリカで最も有名なお化け屋敷」と呼ばれていて、数多くの映画になっています。
「タイム」誌は、特に1979年にマーゴット・キダーが主演した映画「悪魔の住む家」を高く評価し、2009年ライアン・レイノルズ主演のリメイク版よりも上としています。
事件の発端
1974年、ロバート・デフェオ・ジュニアは23歳の時、両親と4人の兄弟を含む家族6人全員を、彼らの就寝中にライフル銃で射殺しました。
彼は懲役25年から終身刑を6回宣告され、2021年に獄中で亡くなりました。
悪魔の住む家で起こったこと
事件以降13ヶ月間は空き家でしたが、殺人事件のため大幅に値下げされたこの家に、ジョージとキャシー・ラッツ夫妻が3人の子供達と引っ越してきました。
不動産業者はこの家で起こったことは話し、彼らは「問題ない」として購入しましたが、28日間で全ての所有物を放棄して逃げ去りました。
ラッツ夫妻は「ABCニュース」に自分達の見た超常現象について語っています。
・夫妻が荷物を解いている時、お清めにやって来た神父が、目に見えない手で平手打ちされ、「出て行け」という男の声を聞いた。その後神父の手から血が流れ出た。
・ガレージのドアが勝手に開閉する、赤い目をした豚のような生き物が窓から息子達を見つめていた。
・ジョージはキャシーが宙に浮いているのを見た。部屋が泡立つ緑色の粘液で溢れた。
などなど。
夫妻はアメリカでもトップ5に入る2人からポリグラフ検査を受けました。結果は「嘘をついていると示すものはなかった」でした。しかし夫妻を疑う人もまた存在し、現在も議論を呼んでいます。