トライベッカ映画祭

2024

注目を集めた映画2選

 

 

 

 

  トライベッカ映画祭とは

 

 

「The Tribeca Film Festival(トライベッカ映画祭)」が、ニューヨークで6月5日から16日まで開催されました。

 

トライベッカ映画祭は、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件を受けて、ロウワー・マンハッタンの復興を願って、ロバート・デ・ニーロと他2名で立ち上げた映画祭で、「サンダンス映画祭」、「サウス・バイ・サウスウエスト」と並んでアメリカの3大映画祭の一つです。

 

毎年600作品を超える映画が上映されて、 15万人以上の観客を集めていますが、今回評判になっている作品を、いくつかご紹介します。

 

 

  Winter Spring Summer or Fall

 

 

 

 

「Winter Spring summer or Fall」は、R指定のロマンティック・コメディ。実際はトライベッカ映画祭で公開されましたが、上映には至りませんでした。

 

主役のZ世代のみならず、この甘いラヴ・ストーリーは、年齢問わず心を震わせるストーリーです。主演は「レミ」役にジェナ・オルテガ、「バーンズ」役にパーシー・ハインズ=ホワイト。

 

冬から春、春から夏、そして秋。2人は恋に落ちますが、1つの季節の1日計4日間にのみスポットを当て、2人の恋の物語を語ります。

 

秋がくるとレミはハーバード大学への進学することが現実味を帯び、今を生きることに満足しているバーンズも、お互いに関わってきた過程で、自分の人生を考えることになります。

 

 

  BRATS

 

 

 

 

「BRATS(ブラッツ)」は、「ブラット・バック」と呼ばれ、80年代、青春映画を代表する出演者だった、エミリオ・エステベス、ティモシー・ハットン、ロブ・ロウ、アリー・シーディ、デミ・ムーア、リー・トンプソンなどが、自身のキャリアと人生について語るドキュメンタリー映画です。

 

「ブラット・バック」は、一般的に「素敵な片想い」「セント・エルモス・ファイアー」「ブレックファスト・クラブ」の出演者が中心と言われています。

 

ちなみに映画「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」で、一躍ティーンのアイドル、ファッションの教祖となったモリー・リングウォルドなど、幾人かはこのインタビューを辞退したそうです。

 

「ブラット・バック」は皆、「コネと顔だけで成り上がった生意気な奴ら」と言われる子役時代を共に過ごしました。


その後もそれなりに順調にキャリアを重ねてきた者達との会話を通して、その後はキャリア的に成功しなかった者(この映画の監督であるアンドリュー・マッカーシー)が、自身の過去に折り合いをつける過程を見る映画なのかもしれませんが、もっと単純に、かつてのアイドルを一同に見れる、ファンにとっては嬉しい映画でもあるでしょう。

 

 

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