果物や野菜や花や過去

繋いで

魅了するアート

 

 

 

 

  Gretchen Roehrs

 

 

 

 

グレッチェン・ローアーズさんの線画と的確に配置されたカラフルな果物や野菜は、ドレスの質感や光沢そのままに、とてもファッショナブルな作品となっていて、その作品がファッション雑誌の1ページに使われていても、なんの違和感もないでしょう。

 

実際彼女の作品はニューヨーク・タイムズ、ヴォーグ、ハーパース・バザールに掲載され、ホール・フーズ、スターバックス、マーク・ジェイコブズなどとのコラボレーションも行われています。

 

彼女のインスピレーションは、スーパー・マーケットやファーマーズ・マーケット、ヴィンテージ・マガジン、ファッション・ショーだそうで、日常の生活からのひらめきを大切にされているそうです。

 

ニューヨークに住んでいた時、以前住んでいたカリフォルニア(現在はサンフランシスコ在住)の野菜がとても懐かしかったということから始まったグレッチェンさんのこれらの作品。改めて、果物や野菜の持つ本来の美しさに気付かされます。

 

 

  Anita Lee-Archer

 

 

 

 

オーストラリア在住のアニタ・リー・アーチャーさんは、自宅の庭から摘んだ200個以上の新鮮な花を使って、ドレスを作り上げました。

 

アニタさんがひとつひとつの花に糸を通し、2時間かけて完成したドレスを、娘のベラさんがまとった姿が動画で披露されています。

 

10代の頃に芸術の道に進むことを諦め、看護師と助産師のキャリアを積んできたアニタさんですが、2020年にやはり好きな芸術の道に進みたいと、大学に進学。現在48歳で美術の学位取得に向け、今年末卒業を予定に励んでいます。

 

アニタさんは卒業後は、彼女の生活の一部でもある庭づくりで採れた花と、その花をテーマに絵を描くことをしたいと考えています。過去、庭、花、経験をひとつひとつ繋ぎ合わせて、アニタさんの人生のドレスは、彼女だけが持つ素敵な色を放つことでしょう。

 

 

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