アメリカのスクール・バス

安全について

知っておくと良いこと

 

 

 

 

  イエロー・カラーの名称と役割

 

 

アメリカでほとんどのスクール・バスはイエローです。

 

実はこのカラーの名称ですが、正式には「ナショナル・スクール・バス・グロッシー・イエロー」という、大変立派な名前が付いています。

 

なぜ「glossy(光沢のある、つやつやした)イエロー」かと言いますと、早朝でも夕暮れでも車体が一番目立つ色で、他の車と区別しやすく、安全性に富んでいるからで(だから見落とさないでね)、1939年からこのイエローが使われています。

 

 

  車体横の3本線にまつわる誤情報

 

 

スクール・バス車体横の3本の黒いラインは、床の高さ、座席の高さ、窓台の高さですが、しかしこの3ラインは「おおよその位置」であって、「正確な位置」ではないということです。

 

「3本のラインは、救急隊員や消防隊員がどこを切断すればいいかわかるように引かれている」というような間違った情報が何年にも渡って流れたそうで、Sinopes によると、例えば、2021年3月には、スクール・バス愛好家「ClawBoss」の動画が400万回近く再生されてしまったようです。

 

いくつかのメディアが「ファクト・チェック」として専門家に話を聞いて、これらの縞模様が緊急事態に使用されるという主張については否定しています。

 

(参考元)

 

 

 

  不法通過に重い罰が科されるかも

 

 

今日も48万台以上のスクール・バスが、朝に夕に子供達を乗せて、アメリカ中の町を走行しています。

 

もしスクール・バスに(前方または後方から)遭遇することがありましたら、バスが再び動き出すかバスの赤色灯(赤い停止表示)が消えるまで、必ず子供達の安全のために一時停止をしてください。

 

停止したバスを追い抜くと、不法通過として、罰金、運転免許証の減点、免許停止などの重い罰を受けます。

 

 

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