ラバー・ダック・レーシング
何万羽のアヒルさんが
参加するレースは圧巻
ラバー・ダック・レーシングとは
ラバー・ダックとは、お風呂とかおうちのプールで浮かべる、ゴムで出来たあのアヒルさんのことです。
そのアヒルさんを少額で購入して(この購入することを、Adopt-a-Duck=養子にすると言います)、自分の名前や番号を書きます。
その後すべてのアヒルさんが川に投げ込まれ、レースに参加します。
下流でラインが引かれ、一番早くそのラインを超えたアヒルさんが優勝ですが、コース・アウトしたり、狭い場所から抜け出せなくなるアヒルさんもいるようで、いかに上手に流れに乗るかが勝負の分かれ目です。
世界最大のアヒル・レース
このアヒルさんのレースは世界各国で開かれており、どの国でも大会はチャリティ・イヴェントとして開かれていて、アヒルさんを売ったお金は、あらゆる慈善団体に寄付されます。
2008年8月31日にロンドンで開かれたグレート ブリティッシュ ダック レースでは、250,000羽の青いゴム製アヒルが参加しました。
これはそれまでの記録を破り、「世界最大のチャリティー・アヒル・レース」として、ギネス世界記録を打ち立てました。
アヒルさんの大冒険
今アメリカでは、レースからエスケイプしたアヒルさんが18年ぶり、660キロ離れた海岸で見つかったとして、CBSニュースなどで取り上げられて話題になっています。
2006年の夏に開かれた「ワールド・ダック・レース・アイランド」に参加した15万羽のうち、主催者の目を盗んで、数羽のアヒルが川から逃げ出したのですが、その1羽が13歳のフィリップ・ミラーさんとその飼い犬によって、海岸で発見されたとのこと。
アヒルさんの大冒険は「メッセージ・イン・ア・ボトル」にも似て、ロマンを感じますね。