Tenement Museum

テネメント・ミュージアム

103 Orchard St

 

 

  マンハッタン今と昔

 

 

 

 

上の写真はこの「テネメント・ミュージアム」で売られている本の表紙。下は現代のマンハッタンです。

 

当たり前ですが、マンハッタンは昔から現在のマンハッタンではなかったのですね(笑)。下のようなイメージが定着しちゃってて、緑の大地だったことが新鮮な驚きです。

 

「テメネント・ミュージアム」では、マンハッタンの歴史=移民の歴史が学べます。

 

ミュージアムの資料によると、1850年頃まずはドイツ人とアイルランド人が移住してきます。1890年代になるとユダヤ人やイタリア人が、1960年にはプエルトリコ人、1970年に中国人、が続々とアメリカにやってきました。

 

博物館の1階では短編のフィルムも見れるのですが(時間は約30分位)、その中で、まずは1つの家族がこのテネメント(長屋の意味)に何とか住み着けたとなると、故郷の家族や親戚たちを次々と呼び寄せたと言っていました。

 

 

  移民生活について

 

 

 

 

「テネメント・ミュージアム」は、ロウアー・イーストに現存する移民の初期の住居を、出来る限り当時に近い状況で見せてくれる貴重な場です。

 

例えばお部屋は3部屋あるとはいっても、入り口からひと目で全ての部屋が見渡せるような狭い場所で、10人もの人々が生活を共にしていたとのことです。

 

移民としてやってきた人達はワーカー(労働者階級)です。新天地ニューヨークにやってはきたものの、仕事もそうそう見つかるわけではなく、水道もガスもニューヨークの建築法が整うにつれて徐々に配備されたわけで、もちろん初期にはそんなものはありません。最悪な状況だったようです。

 

フィルムの中で当時の様子を「ビズィで、ノイズィで、ダーティで、でもビューティフル」と描写されていました。

 

移民達はまずはエリス島に上陸し、入国審査を受けます。その後、多くのユダヤ人はブルックリンへ、多くのイタリア人はスタテン島へ、多くのアジア人はクイーンズへと向かいました。現在もその人種の分布状況は変わっていない気がします。

 

 

  ギフト・ショップの様子

 

 

 

 

 

フィルムを見たり、ツアーに参加する前の待ち時間、あるいはツアーの終わった後は(ツアー参加は要予約)、1階にあるギフト・ショップでお買い物を楽しみましょう。大人から子供まで楽しめる本や小物がたくさん揃っています。

 

というのも「テネント・ミュージアム」は、ニューヨーク・シティのエヂュケイション・プログラムに組み込まれていますので、今日私が訪ねた時も、子供達だけのグループがツアー参加で来ていました(上の写真)。

 

大人の方には、真面目な移民に関する歴史の本から、興味深いものでは「移民のクッキング・ブック」なんて本も。アクセサリーや何と帽子、靴下まで売られています。

 

子供達にはやはりたくさんの本と、おもちゃやパズルも豊富です。ぬいぐるみもありますし、お菓子もありました。

 

現在ツアー・コースも増えていて、ご近所をウォーキングするコースもあるみたいです。「テネント・ミュージアム」で充実したお時間をお過ごしください。

 

  博物館の情報

 

 

 

 

アドレス: 103 Orchard St, New York, NY 10002

 

地図:

 

 

TEL: (877)975-3786

 

営業時間:

月曜-金曜 午前10時-午後5時

土曜-日曜 午前10時-午後6時

 

公式サイト

 

入場料

大人 💲29

シニア(65際以上)💲24

学生(6ー17歳))💲24

団体(15人以上)

 

ツアー時間:約60分

ツアーの事前予約:個人参加、団体共に必要

 

 

イベントバナー

 

 

 

 

 

 

 

 

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