Moldova (モルドヴァ)
共和国
美男美女とワインの国
世界は広いと思ったこと
自己紹介を交わした時、大抵の場合、お相手の国はわかると思います。でも、「僕、Moldova(モルドヴァ)で生まれたんですよ」って聞いた時、「どこ??」って思うのは、日本人であれば、きっと私だけではないはず。
Moldova は美男美女の国
Googleで「Moldova」と検索して、まず目を引いたのが、「質問!! なぜモルドヴァ人女性には、美女が多いのですか?」。モルドヴァの女性は、手足がスラリと長い、色白の美人が多いことで有名なんです。
美女だけではなく、このモルドヴァという国を私に気づかせてくれた同じビルの住人である男性も、白い肌と黒い髪が美しいグッド・ルッキン・ガイ。
モルドヴァに美男美女が多い理由は、旧ソ連領で、ロシアやコーカサス地方との混血の方が多いから。
モルドヴァは、ロシアやトルコ、ルーマニアの大国間の紛争に巻き込まれ、複雑な歴史を経験してきました。現在もルーマニアと深い結びつきがありながら、エネルギーはロシアに頼らざるおえないという状態にあります。
場所はウクライナとルーマニアの間。九州よりやや小さな面積で、人口は大阪府とほぼ同じという小国です。
ワインの浸透した日常
モルドヴァでは昔からワインづくりが盛んで、「欧州ワイン発祥の地」とも呼ばれています。およそ5,000~6,000年前から始まったワインの製法は脈々と引き継がれ、伝統の味を守りながらもより洗練された味へと進化を遂げていて、それでいて低価格なので、都内でもモルドヴァ産のワインを扱うバーやレストラン、ショップなどが多くなってきているそうですよ。
また、モルドヴァでは、商業用だけでなく一般家庭でもワイン作りが盛んで、家族で、あるいはちょっとしたおもてなしで、人々は自家製のワインと料理を楽しむことが日常の風景なのだそうです。
ワインにまつわる名言
「偉大なるワインを作るには、次なる人たちが必要である。狂人がぶどうを育て、賢者がそれを見張り、正気の詩人がワインを造り、愛好家がそれを飲む
かの有名なスペインの画家、サルバトーリ・ダリの名言です。これを読むと、よいワインがいかに多くの人の熱意と手間なくしては出来上がらないのかがわかります。辛い歴史を乗り越えたことといい、いくつかの情報でもモルドヴァの方達は、忍耐強いと紹介されています。
そういえば、グッド・ルッキン・ガイもコンサルタントとして世界中を飛び回っているとのことですが(東京にも滞在経験がある)、休日も、時には夜遅くまで熱心にお仕事をされています。でもこの方、どんなに忙しい時でも、周囲へのやわらかい物腰が変わらないのです。穏やかというか、とても忍耐強い方です。私と彼はビル内にあるco-working roomで一緒になることが多く、言葉をかわすようになりましたが、そんな彼にはいつも感心しています。(彼は既婚者ですよー)。
誰もが日本代表だぁ
初めて話しかけられた時の彼の最初の言葉が、「日本人ですか?」でした。外国の方は日本人と中国人と韓国人の区別がつかない方も多く(人口的にも圧倒的に中国人が多く、そして韓国人も多いアメリカ)、私が「どうしてわかったんですか?アメリカの方はまず中国人ですか?って聞きますよ」って言うと、「いや、君は違うよ。違う。」と言われました。いやまだ、何が違うのかは聞いていません。
私達はそれぞれに、対象を通してイメージを抱きます。モルドヴァという国を知らなかった私が、彼というフィルターを通してモルドヴァという国を感じたように、私に会った人は、私という人間を通して、「日本人は」「アジア人は」と感じることもあるでしょう。
そう思うと、この私でも日本を代表しているんですね😆と、おののいてしまいます。私達は地球上どこにいても、誰もが日本代表。代表として恥ずかしくないプレーで、日本という国をもりたてていけたらと思うのです。