「嘘だぁ、ありえないって」

「いやマジやん。こりゃ嵐が来るやん」

「オイオイ、前に女連れて来た時ってたしか」

「そうよ、オレらが追い出されたあの日よ」

「アイツめっちゃクサかったよね」

「オイラたち追い出されちゃうの?」

「わからんよ。女次第だろうて」

「いいかてめぇら、ヘタこくんじゃねぇぞ」

「ニンゲンの女って何が好きなんだっけ?」

「可愛くしてりゃあいいのよ、カワイ~くな」

「無理だぁ、そんなの」

「いいからやるっきゃねぇやん」

「ヤバそうなら”せーの”で脱出だ、いいな?」

「NYEAAAAAH!!」

 

 

※DontShowYouCat,Thanks!

 

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警戒心の強い猫。多くの猫は見知らぬ人が来るとどこかに隠れてしまいがち。

お客さんが来るたびにすっ飛んで逃げてしまう猫はとても多いでしょう。

猫が隠れ家に隠れてしまった時、あなたはどんな対応をしていますか?

よくやりがちな行為が猫に「大丈夫だよ」と声をかけて慰めたり、お客さんに慣れさせようと隠れ家から外へ出すこと。

飼い主さんの気持ちはわかりますが、実はこれは猫に誤解させてしまう行為です。

隠れ家に隠れている時に声をかけられると、猫は「褒められた」と勘違いして来客が来ない時でも隠れがちになることもあります。

また無理に外に出すと強い恐怖を感じた猫がパニックになって飼い主さんを攻撃してしまうこともあります。

愛猫が隠れた時は猫のことはそっとしておき、お客さんとの時間を楽しむようにしましょう。

もし来客に慣れさせたいなら、猫の「嗅覚」を利用しましょう。飼い主さんが簡単にできるちょっとしたコツをご紹介します。

 
■お客さんの匂いと猫の好きな匂いを結びつける

お客さんが帰った後、猫は隠れ家から出て来るはず。そうしたら、お客さんが座っていた場所の近くで猫にフードをあげてみてください。

お客さんの匂いがついた場所でフードをあげることで、猫はその匂いとフードを結びつけて記憶します。

それを繰り返していけば、「お客さん=良い人」という認識が猫に芽生えることも。ここでやってはいけないのは、お客さんが帰った後に、来客の匂いを消そうとして芳香剤などを使用することです。

もともと猫は芳香剤などの人工的な匂いは苦手。その匂いとお客さんを結びつけてしまうと、その芳香剤の匂いがするたびにお客さんのことを連想して、嫌な体験として記憶してしまうかもしれません。

 
■猫は視覚よりも嗅覚が重要

猫にとって、「敵か味方か」「好きか嫌いか」を判断するのは「視覚」よりも「嗅覚」がポイントとなります。

一説によると猫の嗅覚は人の20万倍とも言われ、数十万種類の匂いの違いを嗅ぎ分けることができるそうです。

人にはわからない微かな匂いまでわかる猫。人が死ぬ前の匂いまでわかるという報告もあります。それを利用し、来客嫌いを治すには大好きなフードの匂いと結びつけるような方法が最も効果が期待できるそうです。

 

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いかがですか。お客さん嫌いの猫への対処法。

人を呼ぶのが好きな飼い主さんの場合は、来客のたびに猫がパニックになるはず。

この方法を試して、愛猫のストレスを少しでも軽減してあげてください。

お客さんの匂いと結びつけるフードは、その猫がいちばん好きなおやつの匂いと結びつけると一層効果的です。

根気よく続けて、猫の様子を観察してみてくださいね。