アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領、世界経済フォーラムでグローバリストらを西側諸国を破壊した罪で面と向かって暴露した後、彼らの部屋を黙らせた。

「私がここに来たのは、西側世界が危険にさらされており、それが危険にさらされているのは、西側の価値観を守らなければならないはずの人々が、社会主義に密接につながる世界観に取り込まれているためです。貧困に至る。」

 

世界中から非難を浴びながら、いけしゃあしゃあと開催されたWEF。

世界経済フォーラムのことね。

上記は、去年アルゼンチンの大統領となった

ミレイ氏が行った演説についてのツィートね。

 

肝心の動画はWEFがyoutubeにて公開されてる。

 

動画は演説の内容ごとに、ご丁寧にも11個のチャプターを付けてuplodeされてる。

まずこの時点で勘の鋭い方は気付いてるわね。

本当に見せたくないモノは見せないはずのヤツラが?

 

内容の日本語訳は、上森三郎さんという方がnoteで全文掲載されてるわ。

 

動画で同時に翻訳を観たい方はこちら。

 

さて以上で話題の演説に関する一次的な情報は完了。

 

次に必要なのは「アルゼンチンとはどういう国か」よ。

ちょっと長いけど2018年のNewsweekの以下の記事が参考になると思う。

「アルゼンチンが経済危機を繰り返す最大の理由」リンク

 

アルゼンチンは9回もデフォルト(債務不履行)に至るほどの経済的に弱った国。

実は一番の端緒は1998年のロシア危機というのがワタシの見解。

(もちろんどこかの受け売りよ)

そこからの資金流出で、あちこちに借金しながら社会主義的な政治傾向。

その後IMFだったり中国だったりに搾取されながらここまで来たの。

(異論は認めます)

 

インフレ200%超えなんてとんでもない。

食品消費税撤廃だったかしら。

現金が時間と共に毀損するんだから無理ないわ。

 

ミレイ氏に関しては選べないほど沢山の情報が出てるから割愛ね。

これだけ載せておくわ。

 

「ミレイ氏は、テレビ時代から奇人として知られる。心配なのは、

彼が臓器売買の合法化や、アルゼンチンの二大貿易相手国であるブラジルと中国との関係断絶、10以上の省庁の閉鎖

公立学校の有料化などを口にしていることだ」

 

さて本題。

 

最初のツィートはミレイ氏を

グローバリストらを西側諸国を破壊した罪で

面と向かって暴露した後、彼らの部屋を黙らせた

 

と書いてる。でも全然違うわ。

上森さんの全訳から抜き出すわね。

 

          ***

「 問題は、社会正義は公正でないだけでなく、

一般的な福祉にも貢献しないということです。
それどころか、暴力的であるがゆえに、本質的に不正義なのです。
国家は税金によって賄われており、税金は強制的に徴収されるからです。
それとも、税金を払わない選択肢もあるとでも言うのでしょうか?
税金が増えれば自由は減ります
つまり、国家は強制力によって財政を賄い、

税負担が高ければ高いほど、強制は大きくなり自由は少なくなるのです。」

          ***

 

おそらくみんなここを評価してるんじゃないかしら。

でもね、その後の展開をちゃんと認識してるのかな?

 

          ***

「自由市場資本主義のおかげで、世界は今日最高の状態にあります。
人類の歴史上、今ほど繁栄した時代はありません」

「 言い換えれば、資本家は、他人の富を横領するどころか、

一般の福祉に貢献する社会的恩人です。
 

つまり、成功した企業家は英雄なのです。

 

          ***

 

彼が言うには、

世界中の富のほとんどを掌握する「成功した企業家はヒーロー」なんだって。

つまりゲイツやシュワブはもちろんイーロンも

ブラックロックやバンガードのトップもみんなヒーローってことよね。

 

ワタシが特にイヤだったのがこの言葉。

「市場とは人々が自発的に交換する社会的協力のメカニズムです」

この「自発的」って言葉にうんざりする。

売らざるを得なくして収奪してる連中が集うのがWEFでしょ?

 

          ***

「 従って、市場の失敗があると考える人がいたら、その中間に国家が介入しているかどうかをチェックすることをお勧めします。そして、もし中間部分に国家の介入がないとわかったら、それは間違っているので、分析をやり直すことを勧めます。
市場の失敗は存在しないのです

          ***

 

国家の介入こそが間違ってて、市場こそが正解だと、そう言ってない?

彼は自国の経済破綻を社会主義の敗北として認識してる。

そして自由経済主義こそが正義だと主張してる。

ある一面ではそうかもしれない。ある一面ではね。

特に彼の自国アルゼンチンはね。

でも決して普遍的な認識にはならないんじゃないかしら。

 

そして一番評価されてるのがおそらく以下の部分

 

          ***

 

「 経済的自由、制限された政府、私有財産の無制限の尊重は、経済成長に不可欠な要素です。」

 

「 最後に、この場にいるすべての企業家たち、そして地球上のあらゆる場所から私たちを見ている人々にメッセージを残したいと思います。
政治カーストや国家に寄生する寄生虫に脅かされてはなりません。
権力を永続させ、特権を維持することだけを望む政治家階級に屈服してはなりません。あなたたちは社会の恩人です。英雄なのです。」

 

 

さぁこの時点であなたの評価はどうかしら。

(もちろん全文読んだ・聞いた時点で)

 

彼の言う「 公正で道徳的にも優れている経済システム 」は存在しますか?

 

「西側諸国が社会主義に転じた」というのを本気で信じますか?

 

彼は「国家は必要ない」と言ってるんだとワタシは捉えました。

 

「市場は間違えない」とする認識に対しては

「金で世界を動かしたい連中」は大喝采を送りたいところでしょう。

 

日本各地の山林を削ったメガソーラー。

宮城や大阪が売った水道事業。

銀座や京都といった国防的に意味のある土地の買い占め。

介護保険を狙った福祉、健康保険を狙った医療製薬事業。

オリンピック・万博・カジノ他各種建造利権の寡占独占。

 

ぜーんぶ規制が無けりゃやりたい放題よね。

現在進行形でそうなってるけどね!

 

国家を弱体化させ解体させるのは新世界秩序の目標

スクラップ&ビルド。

規制外して国境ぶっ壊せ。

英雄の戦場・市場主義で世界はもちろん日本も滅ぼせ。

 

この演説にシュワブは正直大喜びなんじゃないの。

公式で動画を上げる気持ちもわかろうってものよ。

 

          ***

 

「私たちが今本当に誇りに思っているのは、若い世代です。

 トルドー首相やアルゼンチン大統領などのように。

 だから私たちは内閣に浸透しています...」

 

 

まぁちょっと捻くれてるけど。

こんな感想持つ変わり者もいるわよってお話でした。