私の勤務校は前後期制を引いておりまして、9月と10月で前後期の分かれ目になります。
したがって、ちょうど今の時期が成績の処理で一番忙しい時期で、(学内の雑誌に投稿する論文の締め切りも重なっててんてこ舞いですが…汗)子どものノートを集めて見させてもらったりしています。
私は子どもにはノートは自分が1年間通して作る作品だ、と言ってありまして、毎回の授業の記録を工夫してとることはもちろん、まとめと感想を毎回ノートに書き、また自主学習を推奨したりしています。
ノートと試験を同じ比重で見ると言ってあるので、かなりの力作ノートにもお目にかかることができます。
そんななかで思うことがいくつかあるのですが、今日はその内のひとつを。
実は、去年もったの子どもたちよりも、なんというか、距離がちょっと遠いかなぁ、という感覚があります。
去年の子たちは週1時間、今年は2時間なので、今年の方が距離が近くてもよさそうなもんですが。
今年の子たちの方が全体におとなしいという前評判はあったものの、やっぱり自分に何か原因があるんじゃないかな、と思って考えてみました。
そしたら、ありました、思い当たる節が。
去年の子たちは、1回目にノートを集めたときに、ひとりひとりコメントを書いてあげたんですね。
短い文章ではありましたが、もっとこうした方がいいよとか、こういうところがよかったよ、とか。
以後は忙しさもあって、さぼってしまいましたし、今年もやはり忙しくてひとりひとりにコメントは書けませんでした。
でも、子どもにしてみると、自分だけに対して教師が言葉を投げかけてくれるということが、それがなんのことのないことだったとしても、信頼感や安心感につながるのかもしれないな、と思って反省しました。
小学校とは違い、中学校ではなかなかひとりひとりに対するケアが十分にはできません。
というのはまだ教員経験の浅い自分だからなのかもしれませんが、160人ひとりひとりの性格を把握し、ひとりひとりにあわせつつ全体の調和がとれる学習を組織するのは容易ではありません。
子どもひとりひとりにコメントを書くといっても、それが160人になれば、それ相応の時間がかかります。
私はノートの成績をつけるだけでも160人で8~10時間くらいかかってしまいますから、よほど時間がない限りコメントを書いてあげることはできません。
といってもいいわけにしかなりませんよね。
ひとまずノートは無理でしたが、自主レポートを出してくれた子に対しては、十分時間をかけてコメントを書かせてもらいました。(まだ終わってないー><)
非常勤講師だと特に、授業の時だけの関係になりがちですが、少しずつでも時間をとって、子どもと対話していけるようにしていきたいです。
そうすることによってきっと、授業の雰囲気も変わってくるのだと、そう思います。
…そう考えれば考えるほど、教師の時間を奪う、行き過ぎた管理のもとにある現在の学校の在り方に疑問を覚えます……。